こんにちは、デザイナーのemikiと申します。
私は過去に美容系に特化した企業のデザイナーとして働いていました。
取引先には、美容系サロンとの付き合いが多くあり、サロン集客や集客に役立つツールやデザイン制作にも携わっていた経験があります。
そこで過去の実務経験を元に、美容院・ネイルサロン・リラクゼーションサロンなどの美容系サロン集客に役立つノウハウをデザイナー目線で発信していきたいと思います。
ノウハウはすべて無料で公開しているので、サロン経営者の方や、開業予定の方は、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
サロンのホームページを作成する場合、どういった内容の情報を掲載すべきか迷いますよね。
そんな時、他のサロンのホームページを参考にして情報を作り込んでいくのが一番最適で簡単な方法なんですが、他社の真似ばかりをしていると大事なことを見落としがちになってしまう恐れもあります。
また、完成度の高いホームページのデザインは、意味があってその配置やレイアウトになっていることを知っていますか?
例えば、なんでこの場所にこの画像を配置しているのか、なんでこの情報をここに配置しているのか、すべて計算されているのです。
だから、デザインの意味を理解せずにただ他サイトを闇雲に真似するだけでは、残念ながら何の効果を得られません。
今回は、サロンのホームページを作成するときに忘れてはならない大切なことと、お客様目線に立った見やすいサイトデザインにするためのポイントを紹介したいと思います。
集客にもつながる大切な事項なので、ご一読いただけたらと思います。
サロンのホームページを作るときに最低限気をつける7つのチェック項目
ホームページの完成度の良し悪しは、集客にも影響するので抑えておきたいポイントです。以下に挙げる7つの項目を参考に、自身が運営するホームページと照らし合わせてみてください。
または、ホームページを新規で立ち上げようと考えている方は、以下の7つの項目をサイト制作の時に取り入れてみてください。
サロンメニュー以外の「売り」や「特長」をきちんと掲載していますか?
自分のサロンの「売り」や「特長」はありますか?
みなさんサロンを開業する際に、コンセプトや売りを考えるはずなので、きっと素敵なサービスをお持ちでしょう。
サロンのメニューは、みなさんこだわり抜いていると思うので、きちんとホームページにも内容を詳細に掲載していると思います。
しかし、サロンメニュー以外で独自性のあるサービスをホームページにきちんと掲載していますか?
例えば、
- 自宅サロンなので、リクライニングで映画を見ながらゆっくりくつろいで施術を受けられます
- サロンにはトイプードルが2匹います!ワンちゃんが好きな方大歓迎!
- 元占い師が経営するネイルサロン。施術中にあなたの運勢を占いますよ!
など、施術以外のサービスも是非取り入れて、それを積極的にホームページに掲載して宣伝しましょう。
このように、他店と差別化できるサービスを考えることはとても大事です。
例えば、ネイルサロンの場合。
ネイルの知識がない素人目からしたら、技術力はどのサロンも正直違わないと感じてしまうものです。(もちろん中には、目の肥えたお客様もいらっしゃいますが)
そんな時、サロン選びの決定打になるのが、「その他のサービスで惹かれるものはあるのか」という点です。
先ほどの例で挙げるとしたら、犬好きの人からしたら「え?ワンちゃんがサロンにいるの?行ってみたい!」思う訳です。
ネイルのメニュー以外にも売りがあるのなら、ぜひホームページを使って積極的にアプローチをしていきましょう。
サロンのコンセプトとホームページのデザイン性は合っていますか?
サロンのイメージコンセプトとホームページのデザイン性がちぐはぐなサイトを良く見かけます。
例えば、白を基調としたシンプルで清潔感のある雰囲気のサロンなのに、ホームページは黒にドクロの絵が散りばめられているサイトなどです。
ここまでコンセプトがずれているホームページは極端すぎてありえないとは思いますが(笑)、大袈裟に言ってしまえば、こうゆうことです。
黒×ドクロが好きなお客様がホームページを見て来店した際に、サロンとのギャップに驚くことは一目瞭然に考えられますね。
サロンのイメージコンセプトと、ホームページのデザインの方向性が狂わないように注意しましょう。
独りよがりじゃない?お客様目線のホームページを作ってますか?
お客様目線で、閲覧者が使いやすいサイトのことを、「ユーザビリティーが高いホームページ」と言います。
Webデザイナーをはじめ、ホームページを専門に作る人たちは、とにかく「ユーザビリティー」を意識してサイトを作成していきます。
それくらい、ホームページは閲覧者ファーストにデザインを組んでいくことが大切なのです。
ホームページに訪れた人は、あなたのサロンのことを何も知らない状態の人もたくさんいます。
何も知らない人にも分かりやすいように、サロンの説明を丁寧にホームページに組み込んでいきましょう。
あと、専門用語の多用も厳禁です。
その道の専門家になると気づきにくいのですが、みんながみんな専門用語を理解できるとは限りません。
例えば、ネイルサロンの場合を考えます。
中には、初めてネイルサロンに訪れる方もいます。
そんな方に、「オフ」「サンディング」「硬化」なんて言われても分からないですよね。
その分野に詳しくない人でも分かりやすいように、噛み砕いた表現を使うように心がけてください。
スポンサーリンク
必要な情報が必要な場所に入っていますか?
必要な情報が必要な場所に入っていますか?
特に、お問い合わせ、予約、アクセス方法は、必ず分かりやすい場所に設置をしましょう。
お客様が「サロンに行ってみようかな〜」と考えている心理状態の時に、どうやって予約を取るか分からない、場所がどこにあるのか分からないとなると、お客様がホームページ内を徘徊して連絡先を探し出さなければならないという手間が生じてしまいます。
その手間が発生してしまう時点で、離脱してしまうことも考えられます。
せっかく興味を持ってくれたお客様の取りこぼしにもなるので、電話番号などの連絡先だけでも、ページごとに表示されるように固定しておくと良いでしょう。
ホームページの写真にこだわっていますか?
ホームページには、とにかくたくさんの画像を使った方が良いです。
お客様に施術した完成画像や、日々練習している作品などを積極的にホームページに掲載していきましょう。
しかし、写真を撮るときは注意が必要です。
例えばネイルアートの写真を撮影したい場合、蛍光灯の下で撮影してしまうと、反射して爪に光が写り込んでしまいせっかく描いたアートが飛んでしまったり、白熱灯のオレンジ光の下で撮影してしまうと、色の発色が綺麗に映らなかったりします。
最近はスマホアプリで色補正も簡単にできてしまうのですが、過度な補正も控えた方が良いです。
その作品を見て来店したお客様が、本物を見てイメージとは違う!といった事態になりかねませんからね。
撮影関係は、写真の出来栄えがまったく違うので、できればプロのカメラマンさんにお願いした方が良いのですが、予算的に厳しいという方も多いでしょう。
そんな方でも、最低限
- 色が飛んでいないか
- すべて綺麗に写り込んでいるか
- 余計なもの(ゴミや生活感があるもの)が写り込んでいないか
- 綺麗な画角で撮影できているか
などに気をつけて、ホームページに載せる写真にこだわってみてください。
ホームページのトップ画像に関しては、できればプロのカメラマンに撮影をお願いしましょう。
トップページは、サイトの顔、サロンの顔ともなるので、完成度の高い写真を使った方が断然良いです。
店内の写真・スタッフの写真をホームページに掲載していますか?
店内の写真をきちんとホームページに掲載していますか?
まだ載せていない人がいれば、必ず載せておきましょう。
サロンの雰囲気って、お客様の立場に立ったら重要なことですよね。
店内は広いかな?
居心地の良さそうな雰囲気かな?
お店の外観は分かりやすいかな?
特に初めてサロンに訪れる人は少なからず不安を感じるはずです。
そんな時ホームページを見て、店内の写真を見ることによりサロンの雰囲気が伝われば、不安感も和らいで安心してサロンへ行けますよね。
それと同時に、どんなスタッフがいるのかも合わせて紹介しておくと良いでしょう。
顔写真だけではなく、出身・趣味など簡単なプロフィールなんかも掲載しておくと良いですね。
お客様の立場に立つと、先行してスタッフの情報を知ることができるので、親近感を持つことができ、さらなる安心感を獲得できます。
しかし、スタッフの写真やプロフィールを掲載するということは、不特定多数の人にホームページを介して個人情報を晒すというリスクもあります。
そこから犯罪に巻き込まれたりと、嫌な思いをすることは本当に稀なケースなので、個人情報をホームページに掲載することにそこまで過敏にならなくても大丈夫なのですが、リスクとしてあることには変わりないので、念のためアナウンスしておきます。
ホームページを見ることに付加価値をつけていますか?
ホームページを見ることに付加価値をつけると、集客数を上げることができます。
例えば、クーポンなんかが良い例です。
ホームページを見た方限定に20%OFFのクーポンを配布すると、それだけで集客効果が上がりますよね。
そのほかにも付加価値の付け方はたくさんあります。
例えば、ネイルサロンのホームページの場合、「セルフネイルをおこなっている人に向けての講座」のようなコーナーをホームページ上に設けると、セルフネイルに興味がある人も閲覧しにきるので、うまく導線を引けば、そのまま集客に成功することもできます。
ただ必要最低限の情報が羅列してあるホームページよりも何倍も魅力的だし、ホームページを使った集客の可能性をぐっとあげることができます。
ぜひ、あなたのサロン独自の付加価値をホームページに取り入れてみましょう。
スポンサーリンク
ホームページを作るときの豆知識
続いて、ホームページを作る時に注意したい「デザイン」に関して紹介したいと思います。
デザイン知識のない初心者でも簡単に取り入れられる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。
「Fの法則」を利用して、読み手側の目の動きに気を配ろう
ホームページを見るとき、人間は無意識に「F」を書くように目を動かしています。
これを、「Fの法則」といいます。
画像のように、赤い矢印の方向に(Fの字に)目が動いているのです。
このFの法則を意識して、大切な情報(読ませたい情報)をできるだけ左上から順番に詰めて配置しましょう。
また、「Fの法則」とは別に「Zの法則」というものもあります。
こちらはホームページではなく、チラシなどの紙媒体を読むときの人間の目の動きを表しています。
チラシ制作時には、ぜひ活用してみてください。
可読性を意識して文字が読みやすい工夫をしよう
最初の方でも説明しましたが、良いホームページとは、「ユーザビリティー溢れる」サイトのことを言います。
ユーザビリティーを考えるとなると、ページ内の文字の読みやすさは絶対必要です。
文字が読みやすいことを「可読性」がある文字と言います。
上の画像をご参照ください。
同じ内容の文章が書かれているのですが、右側の方が読みやすいと一目瞭然で分かりますよね。
可読性のない文やデザインの例として
- 文字が詰まりすぎて読みづらい
- 改行されていないので読みづらい
- 背景色と文字色の色合いが喧嘩して読みづらい
といった点が挙げられます。
誰でもストレスなく文字が読めるようにデザインしていくことが大切です。
奇抜な配色は控えよう
美容系のサロンを運営しているみなさんなら、普段から数々の色合いや配色を考えて仕事をおこなっているので、色使いにはこだわりを持っていることでしょう。
しかし、本業とホームページはデザインの領域が異なります。
例えば、ネイルアートで灰色×青色がかっこいいと思っても、ホームページにその色をそのまま配色してしまうと、かなり奇抜な色合いになってしまい、見る側としては文字も読みづらいし、奇抜なデザインでサロンとのコンセプトがズレてしまうし、マイナスしかありません。
何度も説明している通り、ホームページは、お客様目線に立った「ユーザビリティー溢れる」サイトを作らなければなりません。
ホームページの配色の場合、ユーザビリティーから考えたら、奇抜な配色は控え、白〜淡い色を背景色として用いた方がベターです。
具体的な色合いに関しては、サロンのイメージにもよるので一概にはいえないのですが、ファーストビューで「読みにくい」「見づらい」と思えるデザインは避けるべきです。
スポンサーリンク
さいごに
サロンのホームページを作る際に注意しておきたい大切なことと、お客様目線に立った見やすいサイトデザインになるためのポイントを紹介しました。
ホームページの制作会社にお願いする場合、これらのこともプロのデザイナーが考えてくれるので良いのですが、自分でホームページを運営している方は、今回ご紹介したことを参考にして作成してみてください。
また、今から本格的にホームページを作ろうと考えている方もぜひ参考にしてみてください。
もし、自分でホームページを作ってみようとお考えの方は「グーペ」というホームページ作成サービスを利用すると、今回お伝えしたポイントを組み入れながら、簡単にホームページを作ることができますよ!
Webの知識がなくても月額1,000円〜 簡単にキレイなホームページのデザインができるのでオススメです。
こんなに簡単!店舗向けホームページがすぐ始められる「グーペ」
毎月たったの1,000円〜ホームページを運用できるとは、かなり破格な料金設定。
(通常ホームページの作成は数十万円の費用がかかります。)
私も実際にグーペでホームページを作ってみたのですが、45分ほどで驚くほど簡単にホームページが完成しました。
グーペを使って実際に私が作った「ネイルサロン」のホームページはこちら
→ http://r.goope.jp/everyday-smile
グーペは15日間無料で試すこともできるので、気になる方はまずは試しに使ってみてください!
「こんなに簡単にホームページができるんだ!」と、きっとあなたも感動するはずです。
\15日間無料でグーペを利用してみる/
▽詳細確認・登録はこちらから▽
▽グーペに関しての詳しい記事はこちらでも書いています▽
こちらもCHECK
-
【裏技】サロンのホームページを格安で簡単に作る方法を分かりやすく解説
続きを見る
サロンのホームページ運用に悩んでいる方、ぜひ当記事を参考にしていただけると幸いです。