After EffectsはAdobe社が提供する映像の編集・合成ができるソフトです。
この記事は、After Effects初心者に向けて
After Effectsはどんなことができる?
After Effectsの難易度は難しい?
After Effectsのデメリットはある?
といったことに焦点を当てて、徹底解説しています。
「映像編集や合成に興味がある!」
「After Effectsの使い方を知りたい!」
という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事を書いている人
メーカーのインハウスデザイナーを9年経て、現在までフリーランスとして活動。
当サイト運営にあたり70校以上のWebデザインスクールを徹底調査しました!
内容がサクッと分かる目次
After Effectsの料金
Adobe After Effectsの料金は、以下の通りです。
単体プラン | コンプリートプラン | |
年間プラン(一括払い) | 34,680円/年 | 86,880円/年 |
年間プラン(月々払い) | 3,280円/月 (39,360円/年) | 7,780円/月 (93,360円/年) |
月々プラン | 4,980円/月 (59,760円/年) | 12,380円/月 (148,560円/年) |
※価格はすべて税込(10%)表示。
>>Adobe公式サイトでAfter Effectsの料金を確認する
Adobeブラックフライデー開催中
Adobe After Effectsは、現在すべてサブスク型に移行しています。
買い切り型は存在しないので、After Effectsを使う場合はライセンス契約をしなければなりません。
金銭的な面で見ると、月々プランよりも年間プランの方がコスパが高いです。(長期プランを契約した方がお得)
Adobe After Effectsしか使用しない人は単体プランがおすすめ。
After Effects以外のAdobeソフトを使う人は、コンプリートプラン(20のAdobeソフトが使い放題)がおすすめです。
After Effectsおすすめプラン一覧
After Effectsだけを短期間(10ヶ月未満)使いたい人 | 単体プラン→月々プラン |
10ヶ月以上継続してAfter Effectsのみ使う人 | 単体プラン→年間プラン ※一括払いが難しい人は年間プラン(月々払い) |
After Effects以外のAdobeソフトも合わせて使う人 | コンプリートプラン→年間プラン ※一括払いが難しい人は年間プラン(月々払い) |
動画編集初心者 | |
動画編集の仕事をしている人 | |
After Effects含むAdobeソフトを短期間(10ヶ月未満)だけ使いたい人 | コンプリートプラン→月々プラン |
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After Effectsは難しい?
After Effectsは難しいのか?
結論から言うと、同じAdobe製品で映像編集に特化したソフトPremiere Proと比較すると、After Effectsの方ができることが格段に多いので、動画編集の完全初心者が学習する場合は難しいです。
ですが今はYouTubeやネット上でたくさんのHow to動画がアップロードされているので、お金をかけなくてもやる気さえあれば誰でも簡単に使い方を学ぶことができます。
ちなみに筆者は、初めて学習をスタートした動画編集ソフトはAfter Effectsでした。(Premiereよりも先に学びました。)
Photoshopを使いこなせていたので、レイヤーの原理を理解していたり、エフェクトの付け方もPhotoshopと似ているところがあったため、「まったく分からない…」といった事態にはなりませんでした。
私の主観かもしれませんが、「After EffectsはPhotoshopの動画版」と感じたので、Photoshopが得意な人はAfter Effectsを使えるようになるのが早いかと思います。
After EffectsとPremiere Proとの違い
上でも簡単に挙げたように、Adobeには動画編集ソフトがAfter EffectsとPremiere Proの2つの製品があります。
After Effects | Premiere Pro |
・モーショングラフィックス ・3D表現 ・高度な合成 ・多彩なエフェクト効果 | ・動画のカット編集 ・テロップ入れ ・BGMの挿入 |
合成や3D表現など高度な動画を作り込むとき向け | YouTube・SNSなどの動画素材ありきの編集向け |
同じ動画編集ソフトなのに、何が違うのか?
この2つのソフトには明確な違いがあるので、その違いについても解説したいと思います。
After Effectsはレイヤー構造
After EffectsとPremiere Proの一番大きな違いは、After Effectsはレイヤー構造で映像を作成するという点です。
レイヤーとは「階層」という意味で、After Effectsでは素材をレイヤー上に縦に並べて合成することにより、複雑な映像表現が可能となっております。
Photoshop使用経験者の方は「レイヤー」構造に馴染みがあると思います。
レイヤーを分けて作業をすることで、作業効率が格段に上がり様々な合成技法を実現することができます。
3D表現に強い
After Effectsには3Dレイヤーという機能があります。
3Dレイヤーを使うと、平面を疑似的に3Dに見せることができます。
これによりPremiere Proにはない立体的な映像表現が可能となっています。
エフェクトが得意
After Effectsにはデフォルトでかなりのエフェクト機能があります。
また、プラグインを使うことにより、アニメ調やリアルタッチなど様々なエフェクトを作成することができます。
Premiere Proに比べて表現できるエフェクト効果の幅が広いので、より高度な映像表現が可能となっています。
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After Effectsでできること7選
続いては、After Effectsでできる具体的なことをご紹介します。
モーショングラフィクス
モーショングラフィクスとは、文字やイラストを動かしてアニメーションさせる表現方法のひとつです。
ミュージックビデオや動画広告など幅広いメディアで使用されています。
After Effectsはこのモーショングラフィックの分野において特に優秀なソフトです。
エフェクト作成
爆発や炎、雷など数多くのエフェクトをAfter Effectsの標準機能のみで作成することができます。
ソフトの名称にも「Effect」が入っているように、After Effectsはエフェクトを作るのに特化しているといえます。
プラグインが豊富
デフォルトの機能のみでも数多くのエフェクトが作れるといいましたが、After Effectsには有料・無料も合わせると数多くのプラグインが存在します。
プラグインとはAfter Effectsの拡張機能のようなもので、このプラグインを使用することでさらに表現の幅が広がります。
入れておきたい代表的なプラグインを一部紹介しておきますね。
Saber
スターウォーズのライトセーバーのようなビーム状のエフェクトを作成できるエフェクトです。
数値をいじらなくてもデフォルトの状態でリッチなビームエフェクトを作成することができます。
AE Juice
トランジションが100種類以上使えるツールです。
プリセットの数も2万個以上もありボタン一つで様々なアニメーションを追加することができます。
有料版と無料版がありますが無料版でも十分な量があるので試しに入れてみてはいかがでしょうか。
Optical Flare
リアルなレンズフレアを作成することができるプラグインです。
こちらは有料ですが実写に合成しても違和感ないクオリティのプリセットが最初から多数搭載されており、手間をかけずにリッチな表現が可能となっております。
ゼロから映像を作り出せる
同じ動画編集ソフトであるPremiere Proはベースとなる何かしらの動画素材が必要となりますが、After Effectsの場合動画像素材がなくても動画作成ができます。
After Effectsの場合は、平面をマスクで切り抜いて動かしたり、キーフレームを打つことで何もない状態から映像を作成することも可能です。
映像の加工、合成
After Effectsの得意とする機能のひとつが、映像同士の合成です。
ハリウッド作品のメイキング映像でよく見かけるグリーンバックを背景にした撮影、After Effectsはこのグリーンバック部分だけを抜き取りCGの背景などと合成することができます。
また、合成したときにCG部分と人物が違和感ないようにするために色調やコントラストの調整で映像を加工することで、あたかもその場面にいるかのような映像を作ることができます。
トラッキング
トラッキングとは動くものに合わせてエフェクトなどを追従させることです。
こちらは本来であれば1フレームずつ人物に合わせて手作業でキーフレームを打ち込む必要があり、膨大な時間がかかる作業です。
しかしAfter Effectsの場合は、AIの機能を使うことで自動的に追従してくれるので、作業時間を大幅に短縮することができます。
動いているものを自動で切り抜き
After Effectsのロトブラシという機能を使えば、動画内の被写体を自動で選択して切り抜いてくれます。
Photoshopでいうところの「自動選択機能」の動画版と捉えていただければわかりやすいかもしれません。
After Effectsのデメリット
After Effectsの便利な機能を中心にご紹介しましたが、念のためデメリットになる部分も紹介しておきますね。
Premiere Proより難しい
After EffectsはPremiere Proと比べるとより多くのことができる反面、スキル習得には時間を要します。
ときに複雑な機能を組み合わせて使う必要があったりと、応用力が必要となることもあります。
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単純な映像編集はPremiere Proで十分
After Effectsは、エフェクトを付けたり3Dモーショングラフィックスの作成に向いていますが、単純な映像編集には不向きです。
動画カットの編集や、テロップ・BGMの挿入のみならPremiere Proで事足りてしまいますし、Premiere Proで編集した方が簡単で早いです。
ランニングコストがかかる
After Effectsに限らず、Adobe製品は買い切り版がありません。
月額で使用料を払うサブスクリプション様な形式となっており、使い続けようとすると毎月お金がかかってしまうのがネックとなります。
After Effects単体の利用だと月額2,728円かかります。
他のAdobe製品をまとめて使用したい場合「コンプリートプラン」というものがあるのですが、そちらは月額6,480円です。
とりあえず触ってみたいという場合は、7日間のトライアルもあるのでまずはそちらを試してみるといいかもしれません。
プレビュー・レンダリングが遅い
Premiere Proに比べできることが多い分、様々なエフェクトを追加していくと、どうしてもプレビューやレンダリング速度が遅くなってしまう傾向にあります。
加えて3Dの表現などをやろうとすると、負荷に耐えられずAfter Effectsが落ちてしまうことも多々あります。
After Effectsで編集作業をする際は、PCの性能を考慮しながら作業する必要があります。
Adobe公式の最小仕様PCスペック
Windows | Mac | |
プロセッサー | Intel または AMD クアッドコアプロセッサー | Intel、ネイティブ Apple シリコン、Rosetta 2 対応クアッドコアプロセッサー |
OS | Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版 V20H2 以降 | macOS Big Sur v11.0 以降 |
RAM | 16GB | 16GB |
HD空き容量 | 15GB以上 | 15GB以上 |
GPU | 2GBのGPU VRAM | 2GBのGPU VRAM |
After Effectsでできることまとめ
After Effectsは、映像でもっと色々な表現をしたい!複雑な動きのアニメーションを作ってみたい!といった人おすすめのソフトです。
機能が多いため最初は難しく感じるかもしれませんが、YouTubeを使えば無料で勉強することができますし、使いこなすことができればハリウッド並みの映像を作ることも可能です。
興味があればぜひ触ってみてくださいね。
最後にお得な情報を紹介します。
Adobeソフトが20種類以上も使い放題になる「Adobe CCコンプリートプラン」。
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Adobe公式サイトからAdobe CCコンプリートプランを購入すると定価86,880円ですが、ヒューマンアカデミーAdobe講座経由だとAdobe CCが約半額の39,980円で購入することができます。
ぜひお得にAdobe CCを手に入れてくださいね!
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