この記事では、デザイナーが「転職エージェント」を使って転職を成功させるコツをご紹介します。
実際に、現役で転職エージェントのキャリアコンサルタントをされているKさんにお話を伺うことができたので、プロにアドバイスをもらいながらデザイナーの転職について考えていきたいと思います。
転職エージェントを使うメリット・デメリットをはじめとした、現在需要のあるデザインジャンル、転職に成功しやすい人、未経験からデザイナーになれる?とった疑問に、すべて答えてもらいました!
転職活動をしているデザイナーのみなさんに、少しでも参考にしていただけたらと思います。
この記事を書いている人
メーカーのインハウスデザイナーを9年経て、現在までフリーランスとして活動。
当サイト運営にあたり70校以上のWebデザインスクールを徹底調査しました!
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内容がサクッと分かる目次
- 1 転職エージェントとは?
- 2 【現役キャリアコンサルタントにインタビュー】デザイナーが転職エージェントで転職をするコツ
- 3 デザイナー転職の専門性の高い転職エージェントを選ぼう!
転職エージェントとは?
まず最初に、「転職エージェント」の仕組みについてご紹介しておきます。
以前までは、「求人サイトを使って自分で求人を探し、自分で企業にアポを取って面接に行く」といった流れが主流でしたが、現在では「転職エージェント」というサービスを使って転職する人がとても増えています。
転職エージェントとは、簡単にいうと私たち転職活動中の人と企業を繋いでくれる「仲介役」のようなものです。
求人を紹介してくれることはもちろん、転職に成功するまで私たちを徹底的にサポートしてくれ、履歴書・職務歴・ポートフォリオの添削、面接同行、待遇給与面の交渉などもすべて企業との間に入って行なってくれます。
これらの転職エージェントの利用は、すべて無料で行うことができます。
企業側が転職エージェントにお金を支払っているので、私たち転職者は一切の料金も発生しません!
転職エージェントを使って転職活動をする場合、私たちが一番お世話になるのが「キャリアコンサルタント」という方々です。
「キャリアコンサルタント」とは、転職活動のサポートにおける“プロ”です。
転職のプロが私たちの転職活動をマンツーマンで徹底的にサポートしてくれるので、さらに転職活動の精度を上げることができます。
今回は、そんな転職エージェントで現役でキャリアコンサルタントを行なっているKさんにお話を伺うことができました。
私はKさんに色々な質問をぶつけてみたのですが、キャリアコンサルタントならではの目線で、たくさんのご回答をいただきました。
目から鱗の情報が満載だったので、ぜひみなさんにもシェアしたいと思います。
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【現役キャリアコンサルタントにインタビュー】デザイナーが転職エージェントで転職をするコツ
転職エージェントで現役でキャリアコンサルタントをなさっているKさんに、クリエイティブ職・デザイナーの転職に関して、たくさん質問してみました。
昨今、クリエイティブ職で需要の高い求人はどういった職種・業種ですか?
昨今のクリエイティブ系で需要が高い職種はなんですか?
具体的にはWebデザイナー・Webディレクター・Webマーケティング・SEM担当・SNS担当・ECサイト運営・マークアップエンジニア・データアナリストなど、デジタルの知見が必要なポジションの需要が高くなっています。
昔はグラフィック系とWeb系の職種は半々くらいでしたが、現在はグラフィック系の仕事が減少しております。
最近では、クリエイティブ系職種にとってWeb・デジタルの専門性は必須になってきています。
Web・デジタルの場合は、デザイン性も大事ですが、それよりもデータ分析力があるかが求められるようにもなってきました。
デジタルマーケティング業務などは、従来では代理店へ依頼することが多かったです。
ただ現在は自社内にデジタルマーケティング担当を置く企業が増えており、デジタルマーケティングという職種はどの企業でも欲しい人材となっています。
数字に強いWeb系の人材は、かなり高い市場価値となっています!
転職エージェントを使うメリット・デメリットについて
業界の最新の動向をKさんに伺ったところで、早速本題である「転職エージェント」について聞いていきましょう。
まずは、転職エージェントを使うメリット・デメリットに関してご説明いただきます。
メリット
- 内定に至るまで専門性の高い人材コンサルタントからアドバイスがもらえる
- 非公開求人の紹介
- 履歴書・職務経歴書・ポートフォリオの添削
- 面接に向けた面接対策を丁寧に行なってくれる
- 面接の日程調整や、最終的な年収や入社日の交渉
上記が、転職エージェントを利用する大きなメリットです。
デザイナー転職の場合は、専門性が非常に高いので、以下のいずれかに該当する転職エージェントおよびコンサルタントを選ぶとハズレが少なくなります。
転職エージェント会社がデザイン分野の専門性が高い(業界に強い、職種に強いなど)
コンサルタントにデザイン分野の専門性が高い(または業界出身者)
また、履歴書・職務経歴書・ポートフォリオの添削はもちろんのこと、面接対策に関しても1社1社丁寧に行うので、転職活動を徹底的にサポートします。
内定後も、最終的な年収や入社日の交渉を間に入って行うので、転職者の言い出しにくいことも私たちに任せていただくこともできます。
デメリット
転職エージェント経由で転職者が入社する場合、企業は転職エージェントに高い採用フィーを支払います。
企業サイトの採用ページから求人を出した場合、入社に至る採用コストは0円です。
ハローワークでも同様にコストはかかりません。
そう考えると、「せっかく高い報酬を支払っているのだから」と、どうしても採用のハードルが高くなります。
なので、即戦力性がない場合に採用される確率はぐんと低くなってしまいます。
これらのことは、未経験での転職を考えている人や、大きなキャリアチェンジを考えている人にとってはデメリットになる可能性があります。
ただ内定までの転職のおける様々なアドバイスや、情報提供は転職エージェントを利用するメリットでしかありませんね。
転職エージェントでの面談はどんな内容・雰囲気?
転職エージェントにご登録していただくと、具体的な求人を紹介するためにまずは「個人面談」を行います。
転職エージェントでの初回面談は、基本的には1対1で行います。
面談中の雰囲気は、非常に和やかで明るい雰囲気ですよ(笑)。
所要時間は1〜2時間程度【場合によってはWeb面談もOK】
面談の所要時間は1時間~2時間程度になることが多いです。
遠方の方や、どうしても時間の確保が難しい方の場合は、Web面談を実施することもあります。
初回面談ではこれまでの経験についての掘り下げや現在どうして転職を考えているのか、またこれからどんな仕事をしたいのか、仕事選択において何が大切だと思っているかなど、様々なことを確認します。
ご家族の同意も必要な場合は、ご家族に思考まで聞くことも多くあります。
もちろん現職でのネガティブな話も聞き、転職をすることで得られること、またデメリットについても整理します。
初回面談後は、メール・電話連絡
初回面談以降は、随時新しい案件があればメールもしくは電話でご紹介をします。
案件のことで気になることがあれば、電話で丁寧に説明します。
もちろん再来社していただき、細かい話をすることも可能です。
履歴書・職務経歴・ポートフォリオの添削
書類(履歴書・職務経歴書)作成においても参考資料(サンプル)を渡したり、履歴書・職務経歴書作成の段階で細かく添削します。
デザイナーの方にはポートフォリオの添削も行なっております。
書類選考の通過率を上げるためにも、書類作成にはじっくりと時間をかけます。
書類選考が通過した場合は、1社1社じっくりと面接対策を実施しますので、面接に行く当日は自信を持って挑むことができます。
面接同行は非常に少ないですが、応募者が求める場合は一緒に面接に行くこともあります。
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デザイナー転職におけるポートフォリオの重要性とサポート体制は?
デザイナーやクリエイターにとってのポートフォリオは、職務経歴書よりも重要です。
ポートフォリオ作成にはできるだけ時間をかけていただきたいです。
例えばWeb系の方であれば、ご自身のポートフォリオサイトの作成をしていただいております。
グラフィック系であれば、雑誌のようなエディトリアルデザインを含んだポートフォリオを作成することをおすすめしています。
共通して言えることは、自己紹介ページも作成していただくことです。
クリエイティブ系の職種にとって遊び心もとても重要なので、“自分が見える”オリジナルの自己紹介ページも大切だと思っております。
転職エージェント側のサポート体制としては、ポートフォリオのサンプルを提示することと、添削をいたします。
ポートフォリオの内容というよりは、応募する企業のターゲットとポートフォリオの作品のターゲットが合っているか、デザインテイストが合っているかなどのアドバイスをすることが多いです。
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どういったデザイナーが転職活動に成功しやすい?
転職に成功しやすい人は、自分の強みの棚卸しが出来ている人です。
転職で一番重要なことは「即戦力性」です。
新卒採用では志望動機など入社したい想いが大切でしたが、転職となると企業側は即戦力を求めます。
すなわち自分の経験やスキルの強みを理解していて、さらに応募する企業でどんな活躍が出来るのかを伝えられる人が転職に成功しやすいと言えます。
もう少し踏み込んで言うなら、応募企業に「自分を採用するメリット」を伝えられるかどうかです。
企業には様々な課題があります。
その課題を見抜き、自分のスキルや経験が少しでも役に立つということを面接で伝えられれば、自分を採用するメリットに繋がります。
企業は応募者を採用するメリットを感じることができれば、内定を出します。
企業研究をし、自分のストロングポイントをしっかりと整理できている人が採用に繋がるケースが多いということです。
反対に、どういったデザイナーが転職活動に難航する?
どういった人が転職活動で思うような結果が出ないのでしょうか
自分のやり方に固執する人、肩書や社格にこだわる人は転職活動に失敗します。
例えば、大手企業で部長職などの管理職をしていた方などです。
中小企業では、部長職であろうとプレイングマネージャーになることが多いです。
自分はもうプレイヤーではなく、マネジメントだけをやりたいなど、過去のやり方や肩書にこだわってしまうと、そんな考えの人を企業は採用しません。
入社しても、他のスタッフに悪影響を及ぼす懸念の方が高いからです。
他には、まずは課長からスタートをし、部署メンバーが慣れたタイミングで部長職になるなど、柔軟な対応が必要です。
「自分は今までこのやり方でやってきた」など、環境適応能力・応用能力がない方は企業は採用するメリットを感じません。
企業は応募者の肩書きを見ていません。
あくまで人物(会社にどんなプラスの影響を与えてくれるか)と、スキル(即戦力としてどんなことに貢献してくれるか)を見ています。
スキルをアピール出来ない方は、転職活動に失敗することが多い印象です。
キャリアを積むと同時に常に柔軟な発想を持っていなければなりません
未経験からデザイナーの転職に成功した人はいる?
未経験から、クリエイティブ系職種に転職する方もいますよ。
実例としては、事務職からグラフィックデザイナーになった方がいました。
その方は20代前半でそもそもデザインをすることが好きで、趣味でIllustratorを学ばれました。
未経験は圧倒的に不利になるのですが、とにかく受ける企業の志望動機を一緒に考えました。
志望動機で他の人にはない「その会社でないといけない理由」と「熱い想い」を書きました。
面接にいけばスキルを話すことが出来ないので、どうしてグラフィックデザイナーになりたいのか、将来的的にどうなりたいのか、5年後・10年後のビジョンなどを固め、面接でも話してもらいました。
企業側に「努力できる人なんだ」という想いが伝わり、さらにすぐに辞めるような雰囲気を感じず、自分の会社で成長してくれると感じてもらえて、内定に繋がりました。
他にも、SNS担当などは未経験で採用してもらいやすい職種です。
ターゲットとしては、インフルエンサーマーケティングに力を入れている企業です。
(化粧品メーカーや健康食品メーカーなどに多く見られます。)
SNSは若者にとって非常に身近なツールです。
個人で多くのフォロワーを抱えていたり、面白いコンテンツを考えたりしている人もいます。
SNS担当はデジタルマーケティング業務の1つです。
SNS担当であれば未経験の採用の可能性も上がり、さらにSNS担当からデジタルマーケティング業務に関われる社内での異動や、仕事のボリュームアップを希望し経験すれば、将来的なキャリアパスを描くことができます。
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デザイナー転職の専門性の高い転職エージェントを選ぼう!
デザイナー転職の精度を少しでも上げるためには、冒頭でも少し申しましたが以下の2点が非常に大事になってきます。
「デザイン業界に強い転職エージェントを利用する」
「デザイン業界に精通しているコンサルタントに担当してもらう」
業界に疎い人がコンサルタントになってしまった場合は、見当違いな提案をされたり、的外れな求人を紹介されたりというリスクが高まってしまい、転職活動に難航するどころか私たち転職者はストレスを抱えてしまいます。
デザイナーが転職エージェントを使って転職をしたい場合は、デザインに特化した転職エージェント(またはコンサルタント)を利用するようにしましょう。
最後にデザイナーにおすすめの転職エージェントご紹介しておきます。
クリエイティブ業界の転職に特化した「マスメディアン」という転職エージェントです。
マスメディアンは、広告・クリエイティブ業界に精通した、あの「宣伝会議グループ」が手がけている転職エージェントで、業界に特化しているからこそ、徹底されたサポートを受けることができます。
広告・クリエイティブ業界内の転職エージェントなので、我々デザイナーの気持ちを良く理解してくれるので、一般的な転職エージェントでは感じることができない、精度の高い転職活動を行うことができます。
本気で転職に成功したい人にはおすすめできるサービスです。
(面談場所:東京、横浜、大阪、名古屋、福岡、金沢 ※オンライン面談可能)
転職エージェントを利用することで、転職活動の精度が上がり成功率も上がるので、ぜひみなさんも転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。
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