今回は、Illustratorの「ブレンドツール」を使って、立体的なグラデーションを作る方法をご紹介します。
グラデーションツールを使ったグラデーションとは一味違った表現方法ができるので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
手順① ベースとなるオブジェクトを作る
今回は、こちらの文字に効果を加えていきたいと思います。
文字のアウトラインを取ります。(ショートカット:⌘+Shift+O)
文字をオブジェクト化したいので、必ずアウトライン処理をしてください。(文字以外の場合、この作業は不要です。)
続いて、個別変形(⌘+Shift+Option+D)をかけます。
「拡大・縮小」の水平方向・垂直方向をそれぞれ「85%」に設定します。
(数値は問いませんが、必ず同じ比率で縮小してください。)
オブジェクトを複製したいので、設定が完了したら個別変形の「コピー」ボタンをクリックして、ひと回り小さいオブジェクトを作成します。
手順② グラデーションにしたい色味を設定する
続いて、2つのオブジェクトに色をつけていきます。
こちらは最終的にグラデーションになるので、グラデーションにしたい色を指定します。
さらに、2つのオブジェクトを重ねます。
小さいオブジェクトの方を下に配置するようにしてください。
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手順③ ブレンドツールを適用する
2つのオブジェクトを選択した状態で、ツールバーのブレンドツールを選択します。
Illustrator画面をどこでもいいのでワンクリックすると、「ブレンドオプション」が設定できます。
設定値は以下の通りです。
ステップ数:60
方向:垂直方向
ブレンド効果を適用していきましょう。
(上の画像をご参照ください。)
まず最初に、ブレンド(グラデーション)をしたい始点のパスをクリックします。
始点をクリックしたら、ブレンド(グラデーション)を終了したい終点のパスをクリックします。
分かりにくいかと思うので、もう一度説明しますね。
上の画像の通り、始点と終点のパスをそれぞれ順番にクリックしてください。
すると、2つのオブジェクトがブレンドしあい、立体的に浮き上がるグラデーションのような仕上がりになります。
完 成!
完成しました!
文字が読みにくいので、少しだけ加工を加えます。
水色の同じオブジェクトを最前面に配置すると・・・
今度こそ完成です!
グラデーション効果で文字が飛び出したようなデザインに仕上がりました。
グラデーションの色味を変えるだけでも違った風合いも楽しめるので、ぜひみなさんも挑戦してみてくださいね!
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