今回は、Illustratorを使って「メダル」を作る方法をご紹介します。
いろんな場面で活用できるので、ぜひ作り方をマスターしてくださいね!
内容がサクッと分かる目次
手順① メダルの元となる形を作る
まず最初に、メダルのベースとなる形を作っていきます。
楕円形ツールで正円を描きます。
続いて、メダルにジグザグの効果を適用していきます。
① 効果
↓
② パスの変形
↓
③ ジグザグ
「ジグザグ」のダイアログボックスが開くと、以下の数値を設定します。
オプション:4px
折り返し:24
ポイント:直線的に
手順② メダルに色をつける
メダルに色づけしていきましょう。
まずは、オブジェクトにグラデーションを適用します。
ゴールドメダルにしたいので、金色に見えるようにグラデーションをかけていきます。
手順③ メダルに立体感を加える
続いて、メダルに立体感を付け加える作業を行います。
元となるメダルをコピーします。
一方のオブジェクトのジグザグ効果を削除して正円を作ります。
ジグザグ効果の削除のやり方は、アピアランスパネルにある「ジグザグ」をゴミ箱に入れるだけでOKです。
続いて、正円のオブジェクトに以下の操作を適用します。
① オブジェクト
↓
② パス
↓
③ パスのオフセット
パスのオフセットの数値を、以下の通りに設定します。
オフセット:-5px
角の形状:マイター
角の比率:4
すると、5pixelほど縮小された円が出来上がると思うので、元の円と-5pixの円を2つ選択します。
① パスファインダー
↓
② 中マド
以上の手順で、パスファインダーの中マドを適用して、中がくり抜かれたような円を作ります。
大きさを調整したいので、個別に変形から縮小しましょう。
①個別に変形(⌘+Option+Shift+D)
↓
②拡大・縮小:水平方向・垂直方向に90%
一回り小さい円ができました。
元のジグザグオブジェクトに重ね合わせていきます。
正確な位置に重ね合わせたいので、2つのオブジェクトを選択して「整列」の「水平方向中央に整列」「垂直方向中央に整列」をそれぞれ選択して位置を整えます。
オブジェクト同士が中央で重なり合いました。
内側に配置している円のオブジェクトのグラデーション角度を「-20°」に設定します。
メダルに溝部分を加えることで、立体感が出てきました。
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手順④ メダルに装飾を加える
さらにメダルっぽく見せるために、装飾を施していきます。
まず最初に、楕円形ツールで新たに円を描きます。
(※塗りはなし、線のみの円を作ってください。)
線を破線に変更していきます。
「線」パレットに以下の数値に設定してください。
線幅:1mm
破線にチェックを入れる
線分:0.3mm
間隔:0.5mm
破線でできた円をメダルの中心に重ねます。(この時も、先ほどと同様に整列パネルを使って配置すると良いです。)
描写モードを、「オーバーレイ」に設定してください。
オーバーレイ効果をつけることで、破線がメダルに馴染みました。
さらにメダルに光沢をつけていきます。
楕円形ツールで塗りなしの白線の円を描き、立体的な部分との境目に配置します。
メダルが完成しました。
立体感や装飾を加えたことで、当初よりも臨場感がありますね。
手順⑤ メダルにリボンを付ける
最後の仕上げです。
メダルにリボンをつけていきましょう。
リボンを作るために、まずは長方形ツールで長方形を描きます。
長方形の先端中央を画像のように(↑)窪ませたいので、ペンツールでアンカーポイントを追加し、ダイレクト選択ツールで形を変形させます。
形ができたらリボンに色を付け加えるために、グラデーションを適用します。
リボンは赤系の色合いにしたいので、赤系統のグラデーションを作ります。
さらに、リボンの両縁にゴールドの装飾をつけます。
(長方形ツールを変形し、ゴールドのグラデーションを適用すればOK。)
リボンを複製し、角度を変えて…
最背面にリボンを配置すれば、メダルの完成です。
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手順⑥ 最終調整
最終調整を行います。
リボンとメダルの間に影を加えることで、さらに立体感の増すデザインにします。
① 効果
↓
② スタイライズ
↓
③ ドロップシャドウ
ドロップシャドウに、以下の数値を設定します。
描写モード:乗算
不透明度:50%
X軸オフセット:1px
Y軸オフセット:1px
ぼかし:2px
完 成!
完成しました!
作り方が少し複雑に見えるかもしれませんが、作業工程自体はとても簡単なので、是非みなさんも挑戦してみてくださいね!
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