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Adobe製品

Adobe Fresco(フレスコ)とは?リアルな水彩画・油彩画が描けるフレスコを徹底解説

この記事は、Adobe Fresco(アドビ フレスコ)初心者向けに、フレスコの概要と使い方を徹底解説しています。

近年、デジタル絵を描くために様々なアプリやソフトが発売されていますが、フレスコ最大の特徴はなんと言ってもAIを使ったライブペインティング機能。

水彩画・油彩画のタッチが本当リアルで、タブレットやスマホ上なのにまるでキャンバスに描いているような感覚で絵を描くことができます。

 

今回はそんなフレスコの特徴やおすすめポイントを解説します。

実際に使ってみて感じたデメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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この記事を書いている人

4年制美大卒。デザイナー歴15年。

メーカーのインハウスデザイナーを9年経て、現在までフリーランスとして活動。
当サイト運営にあたり70校以上のWebデザインスクールを徹底調査しました!

 

 

Adobe Frescoとは?料金と概要

Fresco(フレスコ)とは、Adobe社が提供するイラストや絵を描くことに特化したソフト(アプリ)です。

今まではPhotoshopを使わないとできなかったような表現や、油彩・水彩などアナログで描くような表現も可能です。

 

フレスコは、iPad・iPhone・Windows で使うことができます。(Macでは使用不可)

指で絵を描くこともできますが、タブレット用のペンシルを使うと筆圧も再現できるのでさらに絵にリアリティが増しおすすめです。

 

フレスコは、無償版と有償版の2つがあります。

それぞれの料金は、以下の通りです。

料金
無償版無料
有償版以下、いずれかに登録すると利用可

・Photoshop単体プラン(2,728 円/月)
・Creative Cloud コンプリートプラン(6,480円/月)
・年間プラン(1,150円/年)※App Storeのみ販売

 

趣味のお絵かき程度でしたら、無償版での利用でも問題なく楽しめるのですが、フレスコの魅力を最大限に活かせるのはやはりプレミアム機能付の有償版です。

有償版にアップグレードすると、以下のことができるようになります。

ブラシを1,000以上追加できる
クラウドストレージが100GBまで増える
Photoshop iPad版が使用可能

 

特にブラシの種類が増えるのは大きいメリットです。

無償版のブラシは100種類程度ですが、有償版になると1,000以上のブラシが使えるようになります。

またクラウドストレージが2GBから100GBまで増えるので、重たいデータの保存も楽々。

Photoshopをi Padで使えるアプリも付随されるので、フレスコと合わせて使える点はメリットですね。

 

とはいうものの、ひとまずフレスコの使い勝手を体験してみたい…という人は、無償版で十分なので試しに使ってみてくださいね。

 

>>Adobe Fresco公式サイトへ

 

 

Adobe Frescoのおすすめのポイント

続いて、Adobe Frescoのおすすめポイントを見ていきましょう。

フレスコのメリットや他アプリとは違う特筆すべき点を具体的にご紹介しますね、

 

ブラシの種類が豊富

Adobe Fresco一番のメリットは、なんといってもブラシの種類が豊富なこと。

無償版は100種類程度ですが、有償版にアップグレードすると1,000以上のブラシが使い放題になります。

無償版でも良いのですが、できることが限られ物足りなさを感じてしまうので、有償版へのアップグレードがおすすめです。

また、筆の色はもちろん、細さや太さ、筆圧も自分で設定することができます。

 

有償版の場合は1,000以上もあるフレスコのブラシですが、大きく分けると「ピクセルブラシ」「ライブブラシ」「ベクターブラシ」の3種類に分けることができます。

 

Adobe Frescoのブラシの種類

「ピクセルブラシ」「ライブブラシ」「ベクターブラシ」は、ブラシそれぞれに持っている機能が違うので、詳しく説明しますね。

 

 

ピクセルブラシ

Adobe Frescoのピクセルブラシ

ピクセルブラシは、スタンダードなブラシのことで、お絵かきの際に一番使うことが多いです。

ライブブラシやベクターブラシよりもブラシの種類が豊富に取り揃えてあるので、様々な筆のタッチでお絵かきを楽しむことができます。

 

 

ライブブラシ

ライブブラシは、「水彩画」と「油彩画」の2種類のタッチで絵を描くことができます。

Adobe Frescoのライブブラシ(水彩ブラシ)

水彩画タッチのブラシ。

 

Adobe Frescoのライブブラシ(油彩ブラシ)

油彩画タッチのブラシ。

まるで本当に水彩画や油彩画で絵を描いているような体験を画面を通してできます。

色の絶妙な混ざり方や紙へのにじみ方も忠実に再現されているので、そのリアル感に感動必至です。

ライブブラシに関しては、後ほどもう少し詳しく紹介しますね。

 

 

ベクターブラシ

Adobe Frescoのベクターブラシ

ベクターブラシとは、拡大しても荒れないブラシのこと。

ピクセルブラシで描いた絵は、画像を拡大すると荒れてしまうのですが、ベクターブラシは荒れません。

 

Adobe Frescoのベクターブラシ、拡大しても画像があれない

ベクターブラシの使用は、ロゴ作成や出力先が紙ベースのイラスト作成におすすめのブラシです。

 

 

リアルな水彩画・油絵画が描ける

フレスコのライブブラシは、Adobe独自のAI機能が搭載されており、まるでアナログで描いているような筆の表現がデジタル上でできます。

ライブブラシには「水彩筆」と「油彩筆」の2種類があります。

 

Adobe Frescoのライブブラシ(水彩ブラシ)

水彩画タッチのブラシ。

 

Adobe Frescoのライブブラシ(油彩ブラシ)

油彩画タッチのブラシ。

デジタルでありながら、アナログ表現の絵を描くことができます。

水彩ブラシであれば水の分量を変えながら絵を描けて、油彩ブラシはアナログの油絵のような厚塗りや絵の具の混色表現が可能です。

特に色と色が混ざり合う混色表現や、水彩画で紙に色と水がにじんでいく表現はみなさんにも生で見てほしい!
本当にリアルです。

 

また、本来なら水彩画や油彩画を描くには絵の具や筆などの画材を準備することが必要です。

描いた際に、手や服が汚れてしまうこともあったりするのですが、Adobe Frescoを使えば画材の準備や汚れの心配もありません。

また、修正ややり直しも容易な点がアナログ手法と違うところ。

1分前・1時間前など自分の好きなタイミングの絵の状態に戻すことも簡単にできるので、この辺もデジタル絵ならではのメリットとなります。

 

 

レイヤーを無限に増やせる

Adobe Frescoは、レイヤーを上限なく増やすことができます。

レイヤーとは「階層」のことで、例えば絵のパーツごとにレイヤーを分けて作成したりします。

レイヤーを使いこなすことで絵が画像作成の作業効率を上げることができるので、この辺もデジタル絵だけのメリットになりますね。

 

同じペイントアプリの「プロクリエイト」の場合はレイヤー数に制限があるのですが、フレスコは無制限!

過剰にレイヤーを増やすとデータは重くなりますが、フレスコはレイヤー枚数に制限がないので、表現の幅を広げることができます。

 

他のAdobe製品と互換性を取りやすい

Adobe Frescoは、Photoshopなどの他のAdobeソフトとのデータ移行がしやすいです。

例えば、ちょっとした作品やパーツをFrescoで描いて、PhotoshopやIllustratorで使うこともできます。

アナログタッチをすぐに表現できるソフトのため、手描きとほぼ変わらないことをデジタル上で仕上げることができるので、効率的かつスムーズな作品作りが可能となります。

Fresco自体は絵やイラスト向きのソフトなんですが、PhotoshopやIllustratorとの併用を考えると、デザイン的な作業や仕事でも使うことができます。

 

 

Adobe Frescoの使い方

続いては、Adobe Fresco初心者に向けて、具体的な使い方を見ていきましょう。

 

Frescoで描く準備

今回はiPadを使った説明となります。

フレスコのアプリを開いたら、左下に新規作成ボタンがあるのでタップ。

新規作成を選んだ後、自分の作成したいサイズを選びます。

 

この後「ドキュメント作成」をタップすると、作業画面になります。

 

各ツールについて

各ツールに関しては、以下の画像をご覧ください。

ツールパレット自体はとてもシンプルな構造なので、Photoshop・Illustratorや、そのほかのお絵かきアプリを使っている人なら理解しやすいUIかと思います。

 

ブラシを使ってみよう

実際にフレスコに搭載されているいろんなブラシを使ってみましょう。

 

ピクセルブラシを使ってみよう

試しにピクセルブラシのJクリエイターの中にある「アクション線 散布」「アクリルJP」「シャーペンJP」「チョーク JP ラウンド」を使ってみます。

 

このような仕上がりになりました。

同じ線でも、筆の種類を変えるだけでまったく違った印象になりますよね。

 

このように、ブラシの細かい調整もできます。

ブラシを自分流に無限にカスタマイズできる点も魅力です。

特にピクセルブラシは種類が豊富なので、たくさんの線を試してみてくださいね。

 

水彩ブラシ(ライブブラシ)を使ってみよう

水彩ブラシを使う場合は、ライブブラシを選択し、水彩ブラシを選びます。

 

色は「カラー」から好きな色を選択して下さい。

 

水量や筆のサイズも自分で調整することができます。

 

Apple Pencilを使って実際に画面に色を塗ってみると、淡く少しにじんだように塗ることができます。

画面を見ながら塗っていると、だんだん色が広がって行くのがわかります。

 

次に違う色を選んで、下から上に塗ってみます。

黄色と重なる部分は、本当の水彩画のように色が混ざり合いにじんでいるようになります。

 

 

油彩ブラシ(ライブブラシ)を使ってみよう

油彩ブラシで塗ってみましょう。

筆の種類は「油彩光沢の丸筆」、サイズ160、絵の具の混ざりは50で設定しています。

 

実際に画面に色を塗ってみると、油絵の具を厚塗りしたような立体的な質感で塗ることができます。

 

1色塗れたら、もう1色別の色も塗ってみます。

緑と青が混ざるところは本当に油絵の具で塗っているかのような、混色表現ができました。

 

ベクターブラシを使ってみよう

ベクターブラシの中には「汎用」「ジッター」「マンガ」「アウトライン」の4種類があります。

 

「汎用」「ジッター」「マンガ」は線ですが、「アウトライン」のみ白抜きの線の表現ができます。

ベクターブラシは拡大しても劣化することがないので、キャラクターやロゴなどの作成に向いています。

 

選択ツール

選択ツールを使うと、対象物の変形や移動ができます。

 

このように選んだ箇所を移動したり、オブジェクトの拡大縮小をすることができます。

パーツを分解して編集できるので、この辺もデジタルならではのメリットですね。

 

タッチショートカット

画面の左下に表示されている丸いボタンをタッチ中は、他ツール利用中でも消しゴムにすることができます。

また、変形ツール利用中にこの丸いボタンを押すと、垂直と並行に固定できます。

 

基本シェイプとマスキング

基本シェイプとマスキングについて説明します。

まず、ものさしのツールを長押しします。

長押しすると、円形・正方形・多角形が選べるので、自分が作りたい図形を選びましょう。
色や大きさも自分の好きなように変更できます。

 

例として、円形ツールを使って青色の丸を作ってみました。

 

新規レイヤーを青円の上に追加し、マスクをかけたい絵を配置します。

 

右側のパレットにあるクリッピングマスクツールを押すと、下のオブジェクトの範囲以外は非表示となります。

これでマスクの完了です。

マスクを使うことができれば、元の絵を消さなくても複雑な形の選択肢を簡単に作ることができるのでおすすめですよ。

 

 

Adobe Frescoのイマイチなところ

ここまで、Adobe Frescoのメリット・おすすめポイントや使い方を紹介しましたが、最後にデメリット部分も述べておきますね。

フレスコはデジ絵ツールとしての致命的な欠点はないのですが、使い勝手の悪さを感じる部分も少しだけあるので紹介しますね。

 

Mac・Androidで使えない

フレスコは、iPhone・iPad・Windowsの対応となります。

MacやAndroidで使うことが出来ないのが一番のデメリットとなります。

今後、使えるデバイスが増えるように改良してほしいものです。

 

細かい色調補正ができる機能がない

フレスコには、明暗や色相・彩度などを変更できる機能が付いているのですが、色調補正の機能としては簡易的。

トーンカーブなどももっと細かい色調補正は、Photoshopを使う必要があります。

あくまでフレスコは絵を描くツールなので、そこまでの高機能は必要ないのかもしれませんが、ないよりはあった方が便利に感じました。

イラスト作成後の細かい色味や色調の変更は、Photoshopで行う…といった流れになります。

 

スマホ版のフレスコが少し使いにくい

スマホでフレスコ使う場合、ツールバーが横に出てくるので少し使いにくさを感じました。

なぜなら、ツールバーが両サイドにあることになるので、画面が狭くなり元々縦長の画面がさらに縦長になってしまうからです。

もう少しスマホ向けにUIを改善してくれたら、使い勝手が良いのにな…と思います。

 

デザインツールとしては不向き

フレスコはあくまでも絵を描くことに特化したアプリなので、デザインを作るツールとしては不向きです。

例えば、フレスコでチラシを作ろうかな…と考える人もいると思いますが、Illustratorを使った方が格段に作業効率が高いです。

例えば文章を挿入するとき。

フレスコにも文字を入れる機能はあるのですが、長い文章を入れるとなると全体のバランスを見て作業したり細かい調整が必要になるので、フレスコだと手間がかかります。

フレスコは絵を描くためのツール。
画像加工はPhotoshop。デザイン・レイアウト作成はIllustratorなど、Adobe各ソフトが得意とする分野があることを理解しておきましょう。

 

 

Adobe Frescoまとめ

Adobe Frescoについてご紹介しました。

他のアプリにはないフレスコ最大特長は、AI機能を搭載したライブブラシ。

まるで本物の水彩画や油彩画を描いているような体験をすることができるので、ぜひみなさんも試してみてくださいね。

 

最後にお得な情報を紹介します。

Adobeソフトが20種類以上も使い放題になる「Adobe CC」。

Frescoはもちろん、Illustrator・Photoshop・Premiere Pro・After Effects・InDesign・DreamweaverなどのWebデザイン・グラフィックデザイン・動画編集の人気ソフトが使い放題です。

Adobe CCを使えば、フレスコを使ったイラスト作成だけではなく、PhotoshopやIllustratorと連動してさらに高度なイラスト作成やデザイン作成が可能となります。

また、Premiere ProやAfter Effectsを使えば動画編集もできるので、イラストを使ったアニメや映像を作りたい人にもおすすめ。

Adobe CCは、クリエイティブに関する可能性を無限に広めてくれるセットなので、ぜひみなさんも使ってみてくださいね。

 

Adobe公式サイトからAdobe CCコンプリートプランを購入すると定価86,880円ですが、デジハリAdobe講座経由だとAdobe CCが68,800円で購入することができます。

ぜひお得にAdobe CCを手に入れてくださいね!

 

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