この記事は、Adobe Fresco(アドビ フレスコ)の料金について解説しています。
Frescoには、無料版と有料版(プレミアム版)の2種類があります。
もちろん有料版の方が機能に制限がなく使い勝手が良いのですが、Frescoは無料版でも十分に使えます。
Fresco最大の特徴でもあるリアルな水彩・油彩画描ける「ライブブラシ」も無料版で使うことができるので、「え?本当に無料で使えていいの?」と思えるくらいに高性能な機能を体感できます。
Frescoの料金と合わせて、Frescoの無料版と有料版の違いについても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事を書いている人
メーカーのインハウスデザイナーを9年経て、現在までフリーランスとして活動。
当サイト運営にあたり70校以上のWebデザインスクールを徹底調査しました!
内容がサクッと分かる目次
Adobe Frescoの無料版と有料版(プレミアム版)の違い
Adobe Frescoの料金を説明する前に、無料版と有料版(プレミアム版)の違いについて説明します。
表でまとめると以下の通りです。
無料版 | 有料版(プレミアム版) | |
ブラシの数 | 100未満 | 1,000以上 |
クラウドストレージ | 2GB | 100GB |
Photoshop iPad版 | × | 使用可能 Photoshopと連動しやすい |
Adobeフォント | × | 2万フォント以上使い放題 (日本語フォント500以上) |
ポートフォリオ作成 | × | 最大5つのポートフォリオが作成できる |
各違いについて詳しく見てみましょう。
無料版と有料版の違い① ブラシの数
Frescoの無料版と有料版は、ソフトの機能面だけでいうと両者に違いはありません。
看板機能のライブブラシも、無料版と有料版どちらでも使えます。
ただし、使えるブラシの種類に大きな違いがあります。
無料版は100程度のブラシしか使えませんが、有料版は1,000以上のブラシを使うことができます。
デジ絵におけるブラシの数が多いということは、絵の引き出しが増えることにつながります。
ブラシが充実していると、絵を描く時短になるのです。
例えばキラキラ・雪の結晶・漫画の効果線など、自分で一から描いたらめちゃくちゃ時間がかかるような絵を専用のブラシで瞬時に描くことができます。
時短と同時に絵を描く幅が広がり、画力に自信のないイラスト初心者の方でも、デフォルト機能を使えば簡単に高クオリティの絵を仕上げることができるのです。
無料版と有料版の違い② クラウドストレージの容量
有料版(プレミアム版)を契約すると、クラウドストレージの容量が2GBから100GBに増えます。
絵は描き込むほどデータが重くなるのでたった2GBの保存先だと心もとないですが、100GBあれば描いた絵の保存先として十分に活用できます。
もちろんその他のどんなデータでも、100GB以内であれば保存できます。
無料版と有料版の違い③ Photoshop iPad版が使える
有料版(プレミアム版)を契約すると、PhotoshopのiPad版が使えるようになります。
iPadのみの操作になりますが、例えばFrescoとPhotoshopを連動させながら作業をしたい人におすすめ。
お絵かきをFrescoでして、画像加工や合成をPhotoshopでする場合、作業効率が上がりますよね。
Frescoで絵を描いた後に最終調整としてPhotoshopを使う人も多いので、特にiPadユーザーはかなり使い勝手が良くなります。
無料版と有料版の違い④ 2万以上のAdobeフォント使い放題
Frescoの有料版を使うと、2万種類以上のAdobeフォントが使い放題になります。
日本語フォントも500以上含むので、様々なシーンで活用できますよね。
例えば文字を入れたイラストを描きたい人などは、重宝する内容となります。
無料版と有料版の違い⑤ ポートフォリオ作成
Frescoの有料版は、最大5つまでポートフォリオを作ることができます。
描いた絵をまとめた作品集を作るのにもぴったり!
ポートフォリオ用のテンプレートがいくつも用意されているので、作品をはめ込むだけで簡単に作れます。
私もAdobeポートフォリオを使っているのですが、Web知識がない人でも簡単にポートフォリオサイトを作れるので便利ですよ。
(↑)実際のAdobeポートフォリオの使用例。
HTMLなどのWeb知識がなくても、簡単にポートフォリオサイトを作れます。
Adobe Frescoの料金
Frescoの無料版と有料版(プレミアム版)の違いが分かったところで、料金プランを見ていきましょう。
Frescoの料金は無料と有料の2種類ですが、有料版(プレミアム版)にも様々な料金プランがあるので紹介します。
プラン | 料金(税込) | 備考 |
無料版 | 無料 | 機能に一部制限あり |
有料版 (Photoshop単体プラン) | 3,280円/月 (34,680円/年) | Adobe Photoshopと合わせて使えるので便利 |
有料版 (Creative Cloud コンプリートプラン) | 7,780円/月 (86,880円/年 | Illustrator・Photoshop・Premiere ProなどのAdobeソフトが20以上使い放題 |
有料版 Fresco年間プラン | 1,150円/年 | App Storeのみ販売 ※iPad・iPhoneのみ契約可能 |
プランがたくさんあってどのプランを契約したら良いか分からない…といった人もいると思うので、各プランそれぞれおすすめできる人を紹介しますね。
Fresco無料版がおすすめの人
試しにFrescoを使ってみたい人
ブラシの数が少なくても十分にイラスト作成を楽しめる人
無料のお絵かきアプリを探している人
Frescoは、無料版でも機能自体は有料版に劣りません。
イラスト作成に直結して支障がある違いは「ブラシの数」くらいで、そのほかの機能制限は他で代替えすることができます。
ただし、ブラシの数が少ないことは使い勝手の悪さや、絵を描く幅を狭める可能性もあるので、Frescoの魅力を最大限に楽しみたい人は有料版の利用をおすすめします。
もちろん、無料版のブラシで十分を楽しめる…という人もいますし、実際には「本当に無料でいいの?」というくらいに高機能なソフトなので、まずは無料版から試しに使ってみてくださいね。
Fresco有料版のPhotoshop単体プランがおすすめの人
FrescoとPhotoshopを両方使いたい人
Adobeフォント・大容量のクラウドストレージを使いたい人
ポートフォリオを作りたい人
Photoshop単体プランを契約すると、Fresco有料版(プレミアム版)を使えるようになります。
FrescoユーザーはPhothsop(画像加工・合成など)と合わせて使う人が多いので、需要と供給がマッチするお得なプランですね。
月額2,728円と少々お値段が張ってしまいますが、絵のクオリティを上げるためにはぜひPhotoshopと合わせて活用することをおすすめします。
Fresco有料版のCreative Cloud コンプリートプランがおすすめの人
Adobeソフトを2つ以上使う人
動画編集・デザイン作成をしたい人
Adobeフォント・大容量のクラウドストレージを使いたい人
ポートフォリオを作りたい人
Adobe Creative Cloud(通称:Adobe CC)を契約すると、無条件でFrescoの有料版(プレミアム版)が使えます。
月額6,480円と値段が高いので、Frescoしか使う予定がない人にはおすすめできないのですが、Photoshop・Illustratorなどのデザイン系ソフトや、Premiere Pro・After Effectsなどの動画編集ソフトも合わせて使いたい人には、一番高コスパでおすすめできるプランです。
Adobe CCの導入を検討されている方は、Adobe公認のプラチナパートナー「ヒューマンアカデミー通信講座」経由でのAdobe CC購入がおすすめ。
詳しくはこちらからご確認ください。
【ヒューマンアカデミーAdobe講座】39,980円
Adobe CC1年間ライセンス付き
Adobeが学べる動画教材
分からない点をいつでもメール質問OK
Adobe20のソフトが使い放題
>> ヒューマンアカデミーAdobe講座の口コミ評判とデザイナーが実際に受講した体験談
Fresco有料版の年間プランがおすすめの人
iPad・iPhoneを使っている人(※Mac・Windows・Androidは対象外)
Adobeフォント・大容量のクラウドストレージを使いたい人
ポートフォリオを作りたい人
Fresco有料版(プレミアム版)を一番安く契約できるプランがこちら。
年間1,150円とかなり安いです。
ただし、App Storeからの契約のみとなるので、必然的にiPad・iPhoneからしか契約できません。
Androidユーザー、Windowsユーザーは利用できませんのでご注意ください。
ちなみに、MacとAndroidはFresco自体を使うことができません。
利用可能な端末及びプラン
Fresco ※無料版・有料版問わず | 1,150円の年間プラン | |
Mac | × | × |
iPad / iPhone | ○ | ○ |
Windows | ○ | × |
Android | × | × |
Adobe Frescoの料金は?無料版と有料版(プレミアム版)の違いまとめ
Adobe Frescoの料金と、無料版・有料版(プレミアム版)の違いについて紹介しました。
最後にもう一度まとめますね。
プラン | 料金(税込) | 備考 |
無料版 | 無料 | ・ブラシ100種類未満 ・クラウドストレージ2GB |
有料版 (Photoshop単体プラン) | 3,280円/月 (34,680円/年) | ・ブラシ1,000種類以上 ・クラウドストレージ100GB ・Adobeフォント2万種類以上 ・最大5つのポートフォリオ作成 ・Photoshop iPad版が使える |
有料版 (Creative Cloud コンプリートプラン) ※20以上のAdobeソフトが使い放題 | 7,780円/月 (86,880円/年) | |
有料版 Fresco年間プラン ※iPad・iPhoneのみ契約可能 | 1,150円/年 |
Adobe CCの導入を検討されている方は、Adobe公認のプラチナパートナー「ヒューマンアカデミー通信講座」経由でのAdobe CC購入がおすすめ。
詳しくはこちらからご確認ください。
【ヒューマンアカデミーAdobe講座】39,980円
Adobe CC1年間ライセンス付き
Adobeが学べる動画教材
分からない点をいつでもメール質問OK
Adobe20のソフトが使い放題
>> ヒューマンアカデミーAdobe講座の口コミ評判とデザイナーが実際に受講した体験談