今回はIllustratorを使って、水滴を表現する方法をご紹介します。
ある程度Illustrator・Photoshopに精通している方だと、水の表現をする場合はどちらかというとPhotoshopで加工する方が手っ取り早いと思うかもしれませんが、実はIllustratorでも簡単に表現することができます。
割と簡単なので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
内容がサクッと分かる目次
手順① 元となるオブジェクトを作成する
まず最初に、元となるオブジェクトを作成していきましょう。
今回は、こちらの文字に効果を施していきます。
パスを取ってオブジェクト化したいので、文字にアウトラインをかけます。
① 書式
↓
② アウトラインを作成
手順② グラデーションをかける
続いて、文字にグラデーションを適用していきます。
グラデーションカラーは「白色」で、「不透明度」の値が100%→0%のグラデーションになるように設定してください。
手順③ 水滴っぽい加工を施す(ぼかし)
水滴のような加工を施していきましょう。
まずはパスのオフセットから、水滴のハイライト部分を作ります。
① オブジェクト
↓
② パス
↓
③ パスのオフセット
パスのオフセットを、以下の値に設定します。
オフセット:-5.5px
元のオブジェクトの内側にさらにひと回り小さいオブジェクトができました。
この部分にハイライト加工を施していきます。
オフセットを加えたオブジェクトに「ぼかし」効果をつけていきます。
① 効果
↓
② ぼかし
↓
③ ぼかし(ガウス)
ぼかしが適用されました。
水滴っぽさが出てきましたね。
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手順④ 水滴っぽい加工を施す(ドロップシャドウ)
続いて、オブジェクト全体にドロップシャドウをつけることで、遠近感を出していきます。
元のオブジェクトを選択した状態で、以下の効果を適用します。
① 効果
↓
② スタイライズ
↓
③ ドロップシャドウ
ドロップシャドウの値は、以下の通りです。
モード:乗算
不透明度:15%
X軸オフセット:4px
Y軸オフセット:3px
ぼかし:2px
ドロップシャドウが適用されました。
手順⑤ 全体を整える
全体を整えていきます。
水滴のような透明感を出すために、元のオブジェクトの不透明度を70%に設定します。
さらに、ドロップシャドウを再編集します。
アプアランスパネルのドロップシャドウの項目をクリックすると、先ほど適用した効果を再編集できます。
私はもう少しWaterの文字を背景になじませたいと思ったので、ドロップシャドウのカラーを背景色(ティファニーブルー)の色合いに合わせてみました。
みなさんも、ご自身が設定した背景になじむようなドロップシャドウになるように設定を変えてみてくださいね。
完 成!
完成しました!
Waterの文字の横に水滴を配置して、臨場感をアップしてみました。
見た目以上に簡単な作業ばかりなので、Illustrator初心者の方もぜひ参考にしてみてくださいね。
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