今回は、Photoshopを使って木に焼き印を施したような加工方法をご紹介します。
Photoshop初心者の方には少し難しい内容かもしれませんが、基礎が分かっている方なら簡単に作ることができるので、ぜひマスターしてくださいね!
内容がサクッと分かる目次
手順① 元となるアイコン(イラスト)を作成する
まず最初に、木に焼き印をしたい元となるアイコン(イラスト)を作成します。
アイコンは、黒色一色で作るようにしてください。
私はコーヒーのアイコン(+テキスト)を作りました。
手順② 木目調のアイコンを作る
こちらの木目素材に、先ほどのコーヒーマークのアイコンを合成していきたいと思います。
さきほど作成した、黒一色のアイコンを木目素材のレイヤーの上に配置します。
コーヒーレイヤー内の各オブジェクトを選択したいので、「⌘+コーヒーレイヤーをクリック」してオブジェクトを選択してください。
※注意※ 全選択(⌘+A)ではありません。
⌘+レイヤークリックをすると、コーヒーカップや文字などがピンポイントで選択できるかと思います。
ここから少し難しいのですが・・・
木目レイヤーを選択した状態で、⌘+C(コピー)を行います。
要は、コーヒーアイコンを選択範囲として、木目レイヤーをコピーしたいという意図があります。
その後、新規レイヤーを作成します。
新規レイヤーの作成方法は、レイヤーパネルの下の方にある「+」マークのボタンをクリックすればOKです。
新規レイヤーに、先ほどコピーしたオブジェクトを貼り付けます。(⌘+V)
すると、木目調のコーヒーアイコンができました。
(※レイヤー名を「ベース」とします。)
選択範囲を変更したり、コピー&ペーストする工程が少しややこしいですが、最終的に上の画像のような木目調のコーヒーアイコンが完成すればOKです。(やり方は問いません。)
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手順③ 木目調のアイコンを作る(境界線ぼかし ver.)
先ほどと同様に、コーヒーアイコンのレイヤーを「⌘+クリック」で選択します。
その後、選択範囲の境界線をぼかしていきます。
①選択範囲
↓
②選択範囲を変更
↓
③選択範囲をぼかす
境界線を「24px」ほどぼかしました。
上の画像だと見にくいかもしれませんが、ぼけた選択範囲ができました。
その後、先ほどと同様に木目レイヤーを選択した状態で、コピー(⌘+C)をします。
新規レイヤーを作成し(※レイヤー名:ぼかし)、
先ほどコピーしたものを貼り付けます。(⌘+V)
すると、上の画像のような境界線がボケた形をした木目調のコーヒーカップが出来上がりました。
こちらもコピペの過程が少しややこしいですが、最終的に上の画像のようなボケた画像ができればOKです。
手順④ 焼き印の加工を施していく(ベースレイヤー)
焼き印に見えるように、加工を施していきましょう。
まずは、ベースレイヤー(ぼかしがない方)をダブルクリックして、レイヤースタイル「光彩(内側)」を設定します。
【構造】不透明度:42%
【エレメント】サイズ:65%
【画質】範囲:50%
光彩(内側)の設定が完了しました。
さらに、描写モードを「乗算」に変更しておきましょう。
手順⑤ 焼き印の加工を施していく(ぼかしレイヤー)
ぼかしレイヤーの描写モードを「覆い焼き(リニア)加算」に設定します。
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手順⑥ 焼き印の加工を施していく(ハイライトを付け加える)
再び同じ手法で、コーヒーレイヤーを「⌘+クリック」して、オブジェクトを選択し、
新規レイヤーを作成します。(レイヤー名:ライン)
境界線を描いていきましょう。
① 編集
↓
② 境界線を描く
境界線の幅は「1px」で、カラーを任意のハイライトカラーに設定します。(私の場合は、くすんだ肌色を設定しました)
境界線を適用すると、アイコンのフチにハイライトとなる線が加わったことが分かります。
ハイライトがくっきりとしすぎているので、少しだけぼかしましょう。
① フィルター
↓
② ぼかし
↓
③ ぼかし(ガウス)
ぼかし(ガウス)の値を、以下の通りに設定します。
半径:2.4 pixel
完 成!
ハイライトを付けくわえ、完成しました!
Photoshop初心者の方は、選択範囲の変更とコピー&ペーストを適用する部分がややこしく感じるかもしれません。
(あと、レイヤー構造を理解できていないと混乱するかも・・・)
選択範囲の理屈やレイヤー構造を理解している方は容易にできる内容なので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
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