今回は、Photoshopを使ってジオラマ・ミニチュア風に見える画像加工の方法を紹介します。
とても簡単にできるテクニックなので、Photoshop初心者の方もぜひ挑戦してみてください!
内容がサクッと分かる目次
手順① 背景レイヤーをコピーする
今回は、こちらの「街並み」画像を使って加工を行います。
まず最初に、「背景」レイヤーをコピーします。
レイヤーコピーのやり方
念のため、レイヤーコピーの方法をご紹介しておきます。
コピーしたい元のレイヤーをドラッグしながら、右下のある「+」アイコンまで持って行き、アイコン上でドラッグを離すと、レイヤーをコピーすることができます。
手順② 消しゴムツールでピントになる部分を消す
コピーしたレイヤーの中央部分を、消しゴムツールで削除します。(消しゴムのブラシの硬さは、0%に設定する。)
こちらはピントを作っていく工程なので、ピントとなる部分を消す感じになります。
手順③ ぼかし(ガウス)を適用する
ゴムで中央部分を消したレイヤーに、ぼかし効果を加えていきます。
「フィルター」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」
ぼかし(ガウス)の単位は、以下の通りに設定します。
半径:6pixel
プレビューで確認しながら、お好みのぼかし値に設定してもOKです。
周囲をボカすことで、中央部分にピントが出来ました。
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手順④ 画像全体の色調補正を行う(色相・彩度)
続いて、画像全体の色調補正を行います。
「レイヤー」→「新規調整レイヤー」→「色相・彩度」
「彩度」と「明度」を以下の数値で設定しました。(色相の設定は行いません。)
彩度:+60
明度:+20
彩度を上げることで、チープで“作りもの感”が増しました。
だんだんとジオラマ風に見えてきませんか?
手順⑤ 画像全体の色調補正を行う(トーンカーブ)
もう少し“作りもの感”を出すために、色調を補正していきましょう。
「レイヤー」→「新規調整レイヤー」→「トーンカーブ」
コントラストを強めに設定したいので、トーンカーブは上のようなグラフ値にしました。
完 成!
完成です!
作業時間は5分足らずでできるので、めちゃくちゃ簡単です。
もう一度、Before・After画像を比べてみましょう。
《Before》
《After》
ピントのぼかしも大切ですが、風景をチープでおもちゃのように見せるため、色調補正も大事です。
彩度を上げてコントラストを強めに色調補正をすると、いい感じにジオラマ風に仕上がりますよ。
番外編
ひとつの加工は、慣れてしまえばすぐに出来てしまうので、その他にもジオラマ(ミニチュア)風の画像を作ってみました。
《横浜 Before》
《横浜 After》
《交差点 Before》
《交差点 After》
《ジャンクション夜景 Before》
《ジャンクション夜景 After》
作業手順はめちゃくちゃ簡単なので、慣れれば3〜5分程度で完成してしまいます。
Photoshop初心者の方にも優しめの内容になっているので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
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