Illustratorはベクターデータを作成できるグラフィックデザインには欠かせないツールです。
「画像を簡単にパス化・イラスト化できたら・・・」という私たちの願望を叶えてくれる「トレース機能」がIllustratorには備わっています。
そこで今回は、画像をイラスト調にベクターデータ化してくれるIllustratorのトレース機能についてご紹介します。
とっても簡単で便利な機能なので、ぜひ参考にしてくださいね!
内容がサクッと分かる目次
Illustratorに配置した画像をトレースする方法【簡単20秒】
画像をIllustratorでトレースします。
まずは、「ファイル」→「配置」で、トレースしたい画像をキャンバスに配置します。
画像を配置しました。
こちらの画像をトレース(イラスト化)します。
画像を選択した状態で、上部にある「画像トレース」ボタンの右にある「▼」をクリックします。
すると、トレース手法が選べます。
私は「3色変換」を選択しました。
3色変換を適用すると、上の画像のようになりました。
このままだと画像の状態なので、トレースをしてパス化しましょう。
「トレース結果」の横にある「拡張」ボタンをクリックします。
画像がパス化されました!
これで拡大縮小をしても画像が荒れませんし、色の変更も簡単できます。
完成です!
めちゃくちゃ簡単じゃないですか?
たったのワンクリックで画像をトレースできます。
画像をイラスト化した作品を作りたい人は、こちらの機能はとても重宝しますよ!
カラー数が多い画像の場合は、処理に時間がかかることがあります。
Illustratorの「画像トレース」の種類一覧
画像トレースには「11種類」のパターンがあります。
1つずつの効果を貼っておきますね。
ぜひご参考にしてください。
元画像(トレース前)
元画像はこちらです。
3色変換
6色変換
16色変換
写真(高精度)
一瞬写真に見えるかもしれませんが、細かい部分をよく見るとイラスト調に仕上がっています。
もちろんデータもベクターになっているので、適用処理に時間がかかります。
写真(低精度)
6色変換よりも色数の多いイラスト調になります。
グレーの色合い
白黒のロゴ
スケッチアート
シルエット
ラインアート
図面
「ラインアート」及び「図面」の効果が適用されにくいようです。
コントラストがハッキリしてラインが読み取りやすい画像だとうまく行くのかもしれませんが、画像によっては無理なようです。
万が一、アウトラインを強調したデータを作りたい場合は、以下の方法が確実です。
「6色変換」を適用し、オブジェクトの「塗り:なし」「線:あり」に設定します。
すると、アウトラインのみで形成されたイラストができます。
【Illustrator】ワンクリックで画像をトレースしてくれる機能まとめ
画像を簡単にトレースし、イラスト化してくれる方法をご紹介しました。
パス化(オブジェクト化)をすることにより、細かい部分を自分の好きなように変形できたり、色を変えることができます。
ワンクリックで簡単にできる方法なので、皆さんもぜひお気に入りの写真で試してみてください!
画像によっては上手くトレースができないものもあります。
その場合は、Photoshopで画像のコントラストを強めたりして調整をする必要があります。
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