こんにちは、デザイナー歴12年のemikiです。
今回は私の経験を元に、デザイナーになるために「デザインを独学で学ぶこと」について述べたいと思います。
デザインを“独学”で学ぶことは、可能なのか不可能なのか・・・。
結論から先に言うと、『可能だが、難易度が高く誰でも成功するわけではない』といったところです。
なぜなら、デザインを学ぶには挫折しない“強い精神力”と“継続力”が必要になってくるからです。
その辺の現実を紐解きつつ、デザインを独学で学ぶことの実態についてご紹介していきたいと思います。
デザインを独学で学びたい人
デザインを独学で学ぶ場合の実態を知りたい人
独学か専門学校で学ぶか迷っている人
以上に該当する方は、参考にしていただけると幸いです。
内容が分かる目次
【現実】デザインを独学で勉強するのは難易度が高く挫折しやすい
まず最初に述べておきたいのは、独学でデザインを学ぶ場合、難易度が高く挫折しやすいことが現実です。
この場合、「独学」とは対比の関係にある「専門学校」でデザインを学ぶ場合と比較していきましょう。
専門学校では、同じ志を持った友人や仲間ができやすいので、モチベーションの維持が非常にしやすいです。
人脈作りや横のつながり・コネを形成して行くには、申し分のない環境となります。
また、分からないことがあればすぐに聞ける環境も整っているので、遠回りをせずに効率的にデザインを学ぶことができます。
一方、独学の場合は専門学校に比べたらこれらの環境を手に入れることが極めて難しいです。
基本的は自分一人で学習を進めていかなければならないので、どんな環境に置かれても粘り強く継続してデザインの勉強を行う必要があります。(それが例え遠回りな学習方法でもです。)
もちろん人それぞれの性格によるところも大きいので、何事にも地道にコツコツと取り組むことができ、独学も厭わない人もいるでしょう。
しかし、多くの場合はモチベーション維持が難しく、「挫折」してしまうのです。
《デザインを独学で学ぶ場合の挫折理由》
- 周りに同じ志の人がいないからモチベーションが下がる
- 分からないことを気軽に聞ける人がいない
- 日々の生活に追われ時間が確保できない
- 独学の場合は挫折したところで自分が困るだけ。周りに迷惑がかからないから、挫折するハードルが下がる
みなさんは、どんな環境下に置かれても、継続してデザインの勉強をひとりでやり抜く自信はありますか?
デザインの勉強をするすべての人が、挫折せずに独学でデザインを100%学び着ることは非常に困難だし、誰しもがやり抜けるものではありません。
誰でもデザインを独学で勉強できるほど簡単だったら、世間にこんなにもデザイン系の専門学校やオンラインスクールが乱立していませんしね・・・。
デザインを独学で勉強するのに向いている人は?
私自身がデザイナーとして活動しているので、たまに友人から「デザイナーになりたい」「デザインの勉強がしたい」などの相談を受けることがあります。
親身になってアドバイスするものの、最終的に継続してデザインの勉強ができた人は少ないです。
本気でデザイナー転職を目指した友人は、社会人でも通える専門学校に通い、デザイナー転職に成功した事例はありますが、独学で学ぼうと考えている友人の場合は、だんだんと腰が重くなり結局そのまま頓挫してしまうパターンが多かったです。
先ほども申しましたが、独学で成功するにはその人の性格が大きく左右してくるので、本気でデザイナーになりたいのなら自分で適した方法を選んだ方が賢明です。
独学でやり切ることはとても素晴らしいことなんですが、自分の適性を見て効率よくデザインを学びデザイナーになりたいと考えているのであれば、専門学校でデザインを学ぶことの方が絶対に良いです。
実際に私自身も大学でデザインを専攻していたので、それなりの環境に身を置いてデザインを学んできました。
飽きっぽい性格である私は、独学だと100%挫折していたと思うので、最適な選択だったと思います。
モチベーション維持ができることはもちろん、学生のうちからたくさんの経験や業界の人と出会うことができたので、私の大切な財産になっています。
なので、個人的には独学よりもそれなりの学校(大学・専門学校)でデザインを学ぶことをおすすめしているのですが、現実問題それも難しい場合もあるので、「独学」を選択する人も多いことも事実です。
ただ、知っておいて欲しいのは、独学には「適正」があることです。
コツコツ継続することを厭わない
粘り強くあきらめない精神力がある
仕事や私生活が忙しくてもやり抜く自信がある
インプット以外にも積極的にアウトプット作業ができる
これらの性格を持ち合わせている人は、独学でデザインを学ぶことに向いているので、ぜひ挑戦してみてください。
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まったくの未経験者が独学でデザインを学ぶ具体的な方法
デザインを独学で学ぶことについての現実を紹介したところで、続いてはまったくの未経験者が独学でデザインを学ぶ場合の具体的な方法についてご紹介します。
ただ闇雲に専門書を読みながら学習を進めるだけでは、身に付くスピードが遅くなるので、ぜひ以下に紹介する方法を参考にしながら学習を進めてみてください。
①分からないことは本や参考サイトを調べたり、分かる人に聞く
デザインを学んで行くうえで分からないことが発生したら、インターネットや本で調べたり、分かる人に聞く習慣をつけましょう。
これは絶対です!
分からないことをうやむやにしていたら、チリツモで「分からない」が増えていき、どんどんどデザイン作業が苦痛に感じてしまいます。
独学なら尚更、積極的に情報を取り入れていく姿勢が大切です。
分からない時こそ、自分の知識を増やすチャンスでもあります。
行動を後回しにせず、積極的に分からないことをクリアにしていきましょう。
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②良いデザインを常に自分の頭にインプットする
独学でデザインを学ぶ場合、良いデザインのインプット作業も大切です。
私は学生時代、かっこいいチラシやおしゃれなデザインを見つけたら、それを写真に撮ったり、コピーしたりして、専用のスクラップ帳を作っていました。
デザイン作業に煮詰まった時、そのスクラップ帳を眺めます。
学生の頃よりも頻度は減りましたが、今も継続してスクラップ帳を作り、ネタ帳として活用しています。
欲を言えばデザイン書を購入できると良いのですが、デザイン書は普通の書籍に比べたら高額なものが多いので、まずは自分の身の回りで無料で手に入れることができるデザインを収集し、研究してみると良いでしょう。
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③デザインの数をこなす
デザイナーになるには、まずはIllustrator・Photoshopのなどのデザイン作業を行うのに必要なソフトの操作をマスターしなければなりません。
ところが、それらソフトの操作を覚えただけではデザイナーになることはできません。
Illustrator・Photoshopなどのソフトはあくまでもデザインを完成するためのツールに過ぎないので、自分でどのようなデザインを組んでいくかはまた別次元の話なのです。
デザイン性の高い、クライアントに喜ばれる作品を作れるようになることがデザイナーとしての最低条件。
そのためには、デザイナーとしてのデザインスキルを養っていかなければならないのです。
デザインスキルを養うためには、「経験」を積むことが、遠回りのようで一番の近道となります。
経験とは、とにかくたくさんの作品を作ることです。
Illustrator・Photoshopなどの必要ソフトの操作に慣れる意味でも、とにかくたくさんの作品を作ることに越したことはありません。
④良いデザインを真似して作ってみる
良いデザインを、そっくりそのまま真似て作ってみるのも勉強になりますよ。
例えば、近所のスーパーにある特売チラシを1枚もらって来ましょう。
そのチラシを、そっくりそのまま一から自分で制作するのです。
お気に入りのWebサイトをコピーして作ってみるのも良いですね。
「真似」といっても、簡単な作業ではありません。
Illustrator・Photoshopの操作ができないと、まず真似自体ができませんからね。
「真似てみる→分からないことを調べる」この学習方法を繰り返していれば、いつの間にやら自分のデザインスキルは向上しているはずです。
デザインの盗作は厳禁。あくまでも真似は学習過程のものであり、使用は個人の範囲内で留めておくようにしましょう。
⑤他人に自分のデザインを見てもらう
デザインを作り込んでいくと、徐々に自分の中でデザインの偏り・クセが出ていきます。
デザインの偏りやクセはデザイナーの“個性”になるので、必ずしもダメというわけではないのですが、デザインの勉強を始めたばかりの人の場合は、フラットなデザインを作れることも重要です。
そのためには、自分のデザインの良いところ、悪いところを客観的に見てもらうことが必要であり、他人に自分のデザインを見てもらうと良いです。
理想を言うと、プロのデザイナーなどデザインに携わっている人に自分の作品を見てもらった方が良いです。
それが難しい場合は、周りにいるデザインセンスの良い人に見てもらいましょう。
(お世辞など抜きにして、客観的に意見が言える人だとなお良し)
また、ココナラというサービスでは、プロのデザイナーがデザインを添削してくれるサービスを出品している人もいるので、気になる人はチェックしてみてください。
⑥クラウドソーシングに挑戦
ある程度、デザイン力が上がってきたら、クラウドソーシングに挑戦してみましょう!
クラウドソーシングとは、オンライン上で簡単にデザインの仕事が見つかるサイトのことです。
上の3つは、どれもクラウドソーシング大手サイトなので、安心して利用してください。
(←私も実際に使っています。)
もちろん、登録・利用は無料です。
「登録=絶対に仕事をしなければならない」という訳ではないので、どんな仕事があるのか、周りのデザイナーはどんなレベルなのか、などの詳細を知るためにとりあえず登録するだけでも可能です。
他のデザイナーの作品に生で触れることができるし、とても良い刺激にもなりますよ!
また、クライアントからのひとつの要望に対して、多種多様なデザイン案がたくさん提出されるので、デザインの引き出しを増やす意味でとても良い勉強になります。
▽クラウドソーシングについてはこちらの記事から▽
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ただ闇雲に自分の作品を作るよりは、仕事として取り組んだ方がモチベーションも変わるので、積極的にデザインの仕事に挑戦してみることもおすすめです。
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【実践編】デザイナー就職後、実践スキルがない私が実際に行った独学方法
大学時代、私はデザインを専攻していました。
いくら大学で4年間デザインを学んだからといって、所詮は付け焼き刃レベル・・・。
いざ就職してデザインの現場に出てみると、やっぱりプロの実力と経験の差を心底痛感しました。
さらに最悪なことに、新卒入社したその会社では、在籍デザイナーが私以外にはおらず、「実践的なスキル」は実際に現場に出て、独学で習得していったといっても過言ではない環境でした。
デザインを教えてくれる師匠や先輩的な立場の人がいなかったのが、今考えても惜しく思います。
当時の私は実践的スキルが皆無なのに、教えてくれる先輩がいなかったので、必然的に自分で動いたり、調べたりして知識や技術を吸収していました。
この章では、転職(就職)後にデザインスキルを向上させるための施策について、自分の実体験をもとに紹介したいと思います。
デザインを独学で学ぶ方法としてもうワンステップ進んだやり方なので、ぜひ参考にしてください。
「知らない」「分からない」ことがあれば必ず調べる
独学の具体的なやり方の章でもご説明しましたが、「知らない」「分からない」ことがあれば必ず調べることはとても大事なので、もう一度ご紹介します。
新卒デザイナーとして就職したものの、現場のことについては分からないことだらけだった当時の私。
「ここリッチブラックになってるって印刷会社から電話きてるけど?」
「オーバープリント設定ってどうやればいいの?」
「パントーンとDICの違いって?」
などなど、「デザインのことならこいつに聞け!」と、いろんな人から質問されました。
自分以外のデザイナーがいなかった職場なので、周りに聞ける人もおらず、その都度調べて自分の知識として吸収していきました。
また、自分以外にも社内にデザイナーがいる職場で働いたこともあるのですが、その際も分からないことがあれば常に調べる癖を習慣化していました。
例えば、他のデザイナーが自分の知らないデザイン知識をしゃべっているのを聞きつけると、分からなかった内容を後で調べてみたり、直接本人に聞いてみたりと、とにかく「知らないこと・分からないこと」はすぐに調べまくりました。
インターネット検索をしても分からないことは、印刷会社やデザイン知識が豊富な外注デザイナーの人から直接聞いたりもしていました。
当初は知らないことだらけだった私でしたが、このような行動を積極的に行うことにより、少しずつデザインの知識を蓄えることができました。
他のデザイナーのやり方(進め方)を参考にする
デザインの仕事をしていると、データ流用を行う際に他のデザイナーから、データをそのまま引き継ぐことがあります。
他人様のデザインデータは、発見の宝庫です。
レイヤーの分け方や各種設定のやり方など、人それぞれ多種多様で、本当に勉強になります。
実は私、Illustratorを使って「点線」を作る方法を、他人様のデータを見て初めて知ったんです(笑)。
デザイン自体をパクることは盗作になるので、絶対にやってはならないことですが、デザインの具体的なやり方、進め方などは他のデザイナーさんをかなり参考にさせていただきました。
もちろん、自分に合う方法・合わない方法もあるので、そこから自分流に噛み砕いていくと良いでしょう。
他人の貴重な意見はありがたく聞く
デザインの仕事をしていると、他人から鋭い意見をいただくこともあります。
時には、デザイナーではない人からの意見でも、的確で意表をついていて、ごもっともな意見もあります。
デザインのイロハを知っている訳でもないし、デザインに精通している人という訳ではないけど、「なんかこの紙面見づらいな〜」という客観的意見もとても大切で、意外に的を得ていたりすることもあるんですよ。
だから、デザイナーの意見だけではなく、様々な人の意見をありがたいと感じ、素直に受け止め、自分のデザインに反映できるように努めていました。
ある程度デザイナー歴を積んでいくと、今までの経験から自分のデザインに自信が持てるようになり、他人の意見(しかもデザイン素人の意見)を受け入れることに反発してしまうようになってしまいます。
しかし、若手のうちは色んな人の意見を素直に聞けるので、吸収力が良く柔軟な分「伸び代」もあるということなのです。
独学なら尚更、インプット作業は欠かせない
私が新卒入社した会社では、周りに指導してくれるデザイナーがいなかったので、自分でデザインに関する情報をインプットし続けました。
書籍やインターネットを駆使して、情報収集をすることは欠かせません。
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また、美術館巡りや観光・旅行など「美的センス」を養うための行動も、良い刺激となるので、積極的に取り入れるようにしていました。
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感性や五感を磨く作業は、クリエイティブな仕事に携わる人にとっては必須事項なので、ぜひ取り入れてみてください。
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挫折せずにデザインを学ぶ方法とは?
これまで、独学でデザインを学ぶことの現実や、具体的な学習方法についてご紹介しました。
実際にここまで読んでみて「デザインを独学で勉強するのは、自分には向いていないかも・・・」と考える方もいらっしゃると思います。
せっかくデザインを学ぶのなら、誰しも挫折なんてしたくありませんよね。
そんな方々のために、挫折をできるだけしないように、デザインを学ぶ方法を紹介します。
- とりあえずデザイン業界に身を置く
- デザインの学校に通う、オンラインスクールで学ぶ
極力挫折を挫折をせずに、デザインを学ぶ方法は以上の2つの方法です。
具体的に解説していきますね。
とりあえずデザイン業界に身を置く
「デザイナーになりたい!」と思ったら、
一番簡単で確実にスキルアップできる方法は、「デザイン業界に入る」ことです。
経験・スキルに長けた先輩から技術を直接吸収することができ、同期とは切磋琢磨し合いながら成長していけます。
デザインに携わる環境にいるのと、いないのとでは、デザインスキルが伸びるスピードがまったく違います。
これは私も実際に実証済みだし、多くのデザイナーも口を揃えて言います。
学生の頃にデザインを学んだ時よりも、就職して実践的に活動した時の方が、はるかにデザインスキルの伸び代を実感することができるのです。
経験やスキルを習得するまで、とりあえずデザイン業界に身を置いてみるのもひとつの方法です。
学びながらお金も稼げるので、まさに一石二鳥。
簡単にやめられない環境に身を置くことで、モチベーション維持も可能となります。
ところが現実問題、未経験からデザイン業界への転職は厳しく、経験者優遇が多いことも事実です。(※新卒は除きます。)
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デザイナーになりたいから、一念発起してデザイン系の職に就きたいと考えたところで、採用されないのが現実ともいえます。
しかし中には、未経験者を募集している企業もあるし、アルバイト・派遣の場合は正社員雇用ほどスキルを必要としない場合もあるので、諦めずに挑戦してみてください。
(デザイン未経験とはいえ、デザインの勉強を行なっていることは前提ですが)
上手くデザイン業界で働くことができたら、いつの間にやら自分のデザインスキルは向上していることでしょう。
デザインの学校に通う、オンラインスクールで学ぶ
時間やお金に余裕があるのであれば、デザイン専門のスクールに通うことも選択肢のひとつです。
私自身も大学と専門学校の両方でデザインについて学んできました。
スクールでデザインを学べば、独学の挫折理由にも上がるいくつかの点をクリアにすることもできます。
- 周りに同じ志の人がいないからモチベーションが下がる
→同じ志を持った友達ができる、業界にコネクションができる - 分からないことを気軽に聞ける人がいない
→学習環境が整っているので、分からないことを講師にすぐに聞くことができる - 独学の場合は挫折したところで自分が困るだけ。周りに迷惑がかからない
→専門学校に通うとなると、多少なりとも自分以外(家族・友人・職場の人など)に周知されるので、挫折してしまうこと自体を恥ずかしいと感じ、モチベーションアップにもつながる
専門スクールでデザインを学ぶのには、
「お金がかかるんじゃない?」
「働いているから、学校に通う時間なんてないよ!」
「お金も時間もないからこそ、独学で勉強するんだ!」
と考えている人も多いと思います。
ところが、
スクールに比べたら、独学の方が安くデザインを学べるという事実は、大きな勘違いなんですよ!
確かに、実際に通学するタイプの専門学校は、授業料が高く時間の拘束も発生するのですが、「オンラインスクール」に限定すると、独学よりも安くデザインを学ぶことができるんです!!
オンラインスクールとは、Web上で開講される専門スクールのことで、インターネット環境が整っている場所であれば、全国どこからでも受講ができるスタイルのことです。
「オンラインスクールの方が独学よりも安くデザインが学べる」ことについて、もっと詳しく説明したいのですが、さらに本文が長くなってしまうので、興味のある人はこちらの記事から詳細をご確認ください。
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【まとめ】独学でデザインを学ぶことは難易度高めだが可能
デザインを独学で学ぶ場合、大体はIllustrator・Photoshopなどのデザインに必要なソフトの基本操作から始めていくでしょう。
ところが、ソフトの扱いにも慣れ、ソフトもある程度使いこなせるようになったとしても、いざ「デザインを仕事にする」となると、まったく通用しない場合がほとんどです。
私も新卒の頃、そのような経験をたくさんしてきました。
デザイナーとして働くなら、Illustrator・Photoshopの操作以外にも、覚えなければならない実践スキルの取得が必要なのです。
デザインセンスを磨いていく作業はもちろん、ディレクション力や、印刷会社とのやりとり、ミスのない入稿データの作り方、効率良い仕事の進め方、などなど挙げればたくさんあります。
これらを体得していくには、ひたすら経験を積むこと。
デザインの仕事の数をこなすことに尽きます。
いろんな壁にぶち当たり、その度にクリアしていき、自分の知識として吸収していく。
この繰り返しなのです。
Illustrator・Photoshopなどのデザインソフトの使い方を覚えたからと言って、デザイナーとして一人前という訳ではありません。
やっとデザイナーとしてのスタートラインに立てたというだけです。
ソフトを操作する技術力と、「デザインセンス」や「デザイナーとしての仕事の捌き方」を身につけるのはまた別の話なのです。
私自身も一人前と誇れるほどのデザイナーではないので、偉そうなことは言えませんが、デザインスキル向上のために、日々努力をしていかなければな〜と思う次第です。
独学でデザインを学んでいる方に、当記事を少しでも参考にしていただけると幸いです。
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