当記事では、Photoshopを使って瓶にラベルを合成する方法をご紹介します。
(おまけで、空グラスにワインを注いた合成方法もご紹介します。)
割と基礎的な合成手法でもあるので、ぜひマスターして使いこなしてくださいね!
内容がサクッと分かる目次
①合成するボトルとラベルを配置
今回は、こちらの空ボトルに合成処理を行います。
貼り付けるラベルはこちら。
まず最初に、合成するラベルを瓶の中央部分に配置します。
②ワープ効果を使ってラベルの形を変形
ラベルの合成は「ワープ」を使って行います。
「編集」→「変形」→「ワープ」
アンカーポイントとハンドルが追加されました。
(Illustratorのグラデーションメッシュのような仕様になっていますね。)
まず最初にアンカーポイントを瓶のふちに沿うように移動させます。
四方4点のアンカーポイントを瓶のふちに沿うようにすべて移動します。
中央部分の膨らみをなくすために、ハンドルを使って形を整えます。
ベジェ曲線の原理が分かる方にはお馴染みの操作です。
ハンドルを瓶側に動かし、四方4つのハンドルすべてを弄りながら調整してください。
ラベルを瓶に沿うように配置できました。
続いて、瓶にラベルが巻きついているように加工します。
ラベルを湾曲する効果をつけましょう。
この時も、ハンドルを動かして形を変えます。
上の画像のように各ハンドルを操作し、湾曲をつけました。
ワープ効果を適用すると、ラベルの変形の完了です。
③ラベルをボトルに馴染ませる
瓶は実写、ラベルはイラストなので、このままだと2つのオブジェクトに違和感が残った状態となります。
合成の違和感なくするために、ラベルをボトルに馴染ませていきましょう。
ラベルレイヤーを複製し、複製したレイヤーの描写モードを「乗算」に設定します。
元のラベルレイヤーの不透明度を調整(不透明度60%)すると完成です!
違和感なくボトルにラベルを合成できました。
④空グラスにワインを注ぐ
ここからは番外編です。
せっかくなので空のグラスにワインを注いでみましょう。
まずは、新規レイヤーを作り、グラス内部にワインカラーを塗ります。
塗り方はどんな方法でもOKです。
続いて、ワインをぼかします。
「フィルター」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」
ぼかしたワインのレイヤーの描写モードを「乗算」にします。
これだけでもワインが注がれているように見えるのですが、陰影をつけてよりリアルなワインに仕上げていきましょう。
「ワインの影レイヤー」を作り、元のワインカラーより少し濃い色で陰影を描いていきます。
この時の描写モードは「オーバーレイ」です。
影が出来上がりました。
ハイライトとなる部分も作りましょう。
ハイライト用のレイヤーを作り、元のワインカラーよりも少し明るい色でハイライトを描きます。
描写モードは「オーバーレイ」です。
ハイライトをつけることでより立体感が出てきました。
⑤完成
完成しました!
「瓶にラベルを貼り付ける方法」
「空グラスにワインを注ぐ方法」
2つの合成ができました。
Photoshopを使って瓶にラベルを合成する方法まとめ
Photoshopを使って瓶にラベルを合成する方法をご紹介しました。
合成レベルとしては初級者向けなので、割と簡単にできると思います。
ただし、ベジェ曲線の扱いに慣れていない人は苦戦するかもしれませんが、ベジェ曲線を自由自在に扱えるようになるとイラスト制作ができたりパス抜きができたりとメリットが多いので、この機会に慣れてみてくださいね!
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