こんにちは、emikiです。
今回は、Photoshopを使って、タイダイ染めのようなデジタル画像を作る方法を紹介します。
もちろん、素材は一切使用しません。
Photoshopに搭載されている機能だけを使って作り上げていきます。
▲完成イメージはこちら▲
ぜひ、参考にしていただけたらと思います!
内容がサクッと分かる目次
Photoshopを使ってタイダイ染めのようなデジタル画像を作る方法
まずは、新規ドキュメントを作成します。
描画色を「黒色」、背景色を「白色」に設定しておきます。
①タイダイ染めのベースとなる形を作る
まずは、タイダイ染め独特の「絞り」のような下地を作っていきます。
「フィルター」→「スケッチ」→「ハーフトーンパターン」を適用します。
サイズを「12」、パターンタイプを「円」に設定します。
ハーフトーンパターンを適用後、さらにハーフトーンパターンを適用したレイヤーを複製します。
複製したレイヤーに効果を加えていきます。
「フォルター」→「ゆがみ」
様々なゆがみを調整できる画面に切り替わるので、まずは「前方ワープツール(=画面左上にある人差し指のアイコン)」の細めのブラシで、斜めの方向になぞります。
(上の画像を参照ください。)
さらに続けて、放射線状に「前方ワープツール」でなぞり、ゆがみを足していきます。
間隔や方向は均等にならなくてもOK。
そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
「前方ワープツール」の細めのブラシで放射線にゆがみの付け加えが完了したら、「前方ワープツール」のブラシサイズを太くして、再度放射線状になぞり、さらにゆがみを足していきます。
(上の画像を参照ください。)
以上で「ゆがみ」フィルターの処理は完了なので、「OK」ボタンをクリックします。
ゆがみ効果が施されたレイヤーの描写モードを「スクリーン」にします。
②質感を加える
さて、さらに質感を加えていきましょう。
一番最初に「ハーフトーンパターン」の効果を適用したレイヤーを複製し、レイヤーの一番上に持ってきます。
※上の画像では、複製したレイヤーを新たに「波紋」レイヤー名付けました。
複製した「波紋」レイヤーに効果を追加します。
「フィルター」→「変形」→「波紋」
「量」の数値は任意ですが、私は467%と設定しました。
この辺の数値は、自分の好みによって変更しても大丈夫です。
「波紋」フィルターが適用されると、このような感じになります。
「波紋」レイヤーの描写モードを「覆い焼きカラー」にして、一旦完了です。
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③放射線状の効果をつける
続いて、新たにグレー1色の新規レイヤーを作成します。
「グレー」のレイヤーに効果を加えていきます。
「フィルター」→「ピクセレート」→「メゾティント」
メゾティントの種類を「長いストローク」にします。
メゾティント効果を適用したら、さらに同じレイヤーに効果を加えていきます。
「フィルター」→「ぼかし」→「ぼかし(放射状)」
「ぼかし(放射状)」の量「75%」、方法を「ズーム」に設定します。
※量の数値は、任意です。お好みの設定にしてください。
「ぼかし(放射状)」の効果を加えると、このような感じになります。
「ぼかし(放射状)」を加えた後、レイヤーの描写モードを「乗算」に設定します。
ここで一旦処理は完了ですが、もう一度同じことを繰り返しますね。
新たにグレーの新規レイヤーを作成します。
「フィルター」→「ピクセレート」→「メゾティント」
「フィルター」→「ぼかし」→「ぼかし(放射状)」
ぼかし(放射状)の「量」の設定は、1回目よりも数値を低く設定してください。
私は、量15%と設定しました。
さらに、もう少しだけレイヤーに変化を加えるために、新たな効果を追加します。
「フィルター」→「変形」→「波紋」
「波紋」の「量」の設定を401%にしました。(数値は任意です。)
最後に、レイヤーの描写モードを「焼き込みカラー」に設定しましょう。
④タイダイの色を着ける
最後の仕上げとして、今まで作ってきたものに色を着けていきましょう。
新規レイヤーを作り、グラデーションツールで着色する準備をします。
タイダイの模様は、色とりどりのグラデーションで作られています。
Photoshopのグラデーションパレットにデフォルトで搭載されている、「スペクトル」をそのまま使いましょう。
- カラー・・・ スペクトル
- 形・・・円形グラデーション
グラデーションツールで斜めの方向になぞれば、スペクトルカラーの円状のグラデーションが完成します。
スペクトルカラーのグラデーションの描写モードを「オーバーレイ」にすると、完成です!
色合いを変えてみたり、途中で付けた効果の具合を変えてみたりするだけでも、また違った面白い風合いの「タイダイ染め風」のデジタル画像を作ることができます。
ぜひ、いろんなパターンを試してみてください!
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最後に
いかがだったでしょうか。
素材を一切使わずに、Photoshopに搭載されている機能だけを使って、タイダイ染めのようなデジタル画像を作りました。
素材集や素材サイトを使って素材を用意するのも良いですが、自分で1から作るのも面白いですよ!
当ブログでは、他にもPhotoshopを使った様々な合成テクニックを紹介しています。
気になる方は、以下リンクからご覧ください。
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