「職業訓練からWebデザイナーになるのはやめとけ!」と言われることがありますが、このように言われてしまう理由は主に6つあります。
早速結論ですが、以下の理由です。
必ずWebデザイナーに就職できる訳ではない
どんな業界でも「やめとけ!」と言ってくる人がいる
授業内容が乏しい・実践向きではない
失業保険をもらいたいだけでモチベーションが低い人がいる
40代を超えるとWebデザイナーへの転職が難しい
言葉だけ読むと不安に思うかもしれませんが、ご安心ください。
実際に職業訓練校でWebデザインを学び、卒業後Webデザイナーに転身した方もいらっしゃいます。
こちらの記事でインタビューをさせていただきました。
実体験を交えつつ、「職業訓練からWebデザイナーになるのはやめとけ!」と言われる理由に関して詳しく解説しますね。
この記事を書いている人

メーカーのインハウスデザイナーを9年経て、現在までフリーランスとして活動。
内容がサクッと分かる目次
職業訓練でWebデザイナーやめとけ!と言われる6つの理由
「職業訓練からWebデザイナーになるのはやめとけ!」と言われる理由を、ひとつずつ解説していきます。
授業内容が難しいと言われている
職業訓練校のWebデザイン科の授業内容は「難しくてついていけない!」というイメージが、世間的に先行しているようです。
もちろん「簡単です」とは言い切れませんが、そこは本人のやる気に大きく依存する部分ではないかと思います。
モチベーションを高く持ち続け、通学期間中にしっかりと学び切ることができれば、実際に授業においていかれることもありません。
実際の職業訓練校での授業の様子は、こちらのレポートでまとめています。
こちらもCHECK
-
【体験談】職業訓練Webデザインの授業についていけない?実態を暴露
続きを見る
>>【体験談】職業訓練Webデザインの授業についていけない?実態を暴露
「自分には向いてないかも?」
「想像と違う・・・」
といったネガティブな感情を抱いてしまうと、そのまま挫折・・・ということもあり得ます。
倍率が高いとも言われるWebデザイン科なので、せっかく受かったのなら挫折せずに最後まで学び切りたいですよね。
そもそも自分に適正化どうか不安・・・という人は、職業訓練を担当する職員の方に相談してみるといいかもしれません。
ちなみに、デザイン自体はクリエイティブな感性を必要としますが、コーディングといってデザイン内部の構築をする作業は、どちらかというと理系の方が有利と言われています。
もちろん文系でもバリバリコーディングをする人もいますし、学習次第で苦手の克服も可能です。
何れにせよ、本人のやる気次第で「Webデザインが難しい…」といった壁は乗り越えることができます。
必ずWebデザイナーに就職できる訳ではない
職業訓練校のwebデザイン科を卒業したからといって、必ずみんながWebデザイナーになれる訳ではありません。
これはWebデザイン科に限らず、職種問わず職業訓練校全体に言えることです。
もっと間口を広げると、民間のWebデザイン専門スクールに通ったからといって100%デザイナーになれる保証はありません。
やはり採用側も、できるだけ優秀な人材を採用したい訳です。
スキルが劣ったり、未経験からの転職だと不利になってしまうことも事実。
だから尚更、職業訓練校に通っている間は全力でWebデザインのスキル習得に臨まなければなりません。
もし何が何でもWebデザイナーになりたいのであれば、「転職保証」付きの民間Webデザインスクールを受講することをおすすめします。
どんな業界でも「やめとけ!」と言ってくる人がいる
どんな業界でも「やめておけ!」と揚げ足を取ってくる人は、必ずいます。
Webデザインの業界だけではありません。
揚げ足を取る理由は、以下の通りです。
自分が経験者で大変な思いをしたから(現役デザイナーなど)
自分がWebデザインの勉強で挫折したから
自分が大変な思いをしたが故に親切心(←ありがた迷惑でもあります…)で「やめとけ」と言う人もいます。
自分が挫折したらか今からWebデザインを学ぶ人を蹴落としたいという嫉妬心から「やめとけ」言う人もいます。
Webデザイン業界に対する考え方は、本当に人それぞれだし才能やセンスによっても変わります。
なので「Webデザイナーなんてやめておけ!」と言う人もいれば、「Webデザイナーは天職!」と言う人もいます。
極論自分自身でしか判断できない部分でもあるので、あまり周りのネガティブな意見に流されずに、自分が本当にやりたいことや考え方を吸収するようにしてください。
授業内容が乏しい・実践向きではない
職業訓練校のwebデザイン科は「3ヶ月」「6ヶ月」のカリキュラムです。
美術大学や2年生の専門学校に比べたら短期間のスクールになるので、授業内容も縮小されてしまいます。
特に3ヶ月コースは、必要最低限のスキルを集中して学ぶので、卒業後いざ仕事についても「授業で習ってない!分からない!」といったことも十分にあり得ます。
また、私は実際に職業訓練校のWebデザイン科を受講した方にお話を聞いたのですが、実践向きではない印象も受けました。
なぜなら基礎的な部分を中心に学ぶからです。
未経験スタートなので基礎も大事なんですが、仕事となると基礎ばかりでは役に立ちません。
突然イレギュラーな指示を振られることもあります。
経験を積まないことには、この辺はクリアにできないのですが、民間専門スクールだと実践向きのカリキュラムを採用しているスクールも多いです。
しかしながら、職業訓練校でも卒業までに一人でWebサイトを作れるようになるカリキュラムも組まれているので、まったく実践向きではないと言ったことはありませんのでご安心ください。
失業保険をもらいたいだけのモチベーションが低い人がいる
職業訓練校は、学費がすべて無料です。
しかも失業保険をもらいながら受講することができるので、中には失業保険を延期してもらいたいだけの人もいます。
その場合、モチベーションに大きく違いが出てくるんですね。
本気でWebデザイナーになりたくて通っている人
給付金をもらうために義務感で通っている人
実際にモチベーションの違いから、クラス内でいざこざがあったという体験談もお聞きしました。
こちらもCHECK
-
職業訓練Webデザイン6ヶ月コースのカリキュラム【体験談】
続きを見る
>>職業訓練Webデザイン6ヶ月コースのカリキュラム【体験談】
本気でWebデザイナーを目指して転職を考えている人に取ったら、正直よろしくない環境です。
良くも悪くも「無料」が故の弊害ですね。
モチベーションに関してはやはり、自分で学費を払って受講する民間のWebデザインスクールの方が高く維持できることは間違いないです。
40代を超えるとWebデザイナーへの転職が難しい
40代を超えると、Webデザイナーへの転職はかなり難しいです。
実際に職業訓練校の年齢層は20代〜30代前半が圧倒的に多く、アラフォー世代は少ないというお話を聞きました。
また、先日職業訓練校卒業生にお話を聞いた際、実際に40代未経験からWebデザイナーとして再就職をしたい人はいなかった!という厳しい意見もありました。
もちろん0人ではないと思いますが、転職活動は相当難航することは覚悟しておきましょう。
40代からのWebデザイナーへの転職であれば「やめておけ!」と言われるのも、業界的には納得の理由かもしれません。
副業・お小遣い稼ぎの収入で良ければ、40代からでもWebデザイナーとして活動しやすいです。
副業の案件を紹介してくれるTechAcademyやFammなどの民間スクールもおすすめです。
こちらもCHECK
-
40代でも職業訓練でWebデザインを学べる?転職はできる?
続きを見る
>>40代でも職業訓練でWebデザインを学べる?転職はできる?
職業訓練でWebデザイナーやめとけ!と言われる6つの理由まとめ
「職業訓練からWebデザイナーになるのはやめとけ!」と言われる理由は、以下の通りです。
必ずWebデザイナーに就職できる訳ではない
どんな業界でも「やめとけ!」と言ってくる人がいる
授業内容が乏しい・実践向きではない
失業保険をもらいたいだけのモチベーションが低い人がいる
40代を超えるとWebデザイナーへの転職が難しい
文章だけ読むと不安に思うかもしれませんが、本人のやる気次第では十分に職業訓練校のWebデザイン科からでもWebデザイナーに転職することができます。
無料で勉強できることも大きなメリットに働きますし、やるからには本気でWebデザイナーを目指して欲しい次第です。
実際に職業訓練校でWebデザインを学び、卒業後Webデザイナーになられた方もいらっしゃいますので、気になる方は以下の体験談を参考にしてくださいね!
こちらもCHECK
-
【体験談】職業訓練Webデザインの授業についていけない?実態を暴露
続きを見る
>>【体験談】職業訓練Webデザインの授業についていけない?実態を暴露
高レベルなスキルを身に付けたい人や、就職先も保証してくれるスクールに通いたい人は民間のWebデザインスクールの利用も合わせて検討してみてくださいね。