デザインに関する「スペース」の大切さについて、この記事では詳しく解説しています。
スペースは一見するととても地味なんですが、スペースを気にしたデザインができるようになることこそ「プロのデザイナーの仕事」と言えます。
スペースには「法則」があって、その法則を知ることでデザインのイメージを操ることができます。
ぜひ参考にしてくださいね。
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スペースの広さは高級感に比例する
大きなお皿にちょこんと料理が置かれている高級フレンチ。
お皿からはみ出るほどボリューミーに料理が盛りつけられている庶民的な定食屋。
銀座に立ち並ぶ高級ブランド店は、商品一点一点を引き立たせるために、ゆとりのあるディスプレイ展開がされています。
一方、安さが売りのディスカウントショップでは、「お得感」「満足感」を強調するために商品が所狭しとギッシリ並べられていいます。
高級ブランドの広告はシンプルで洗練されているデザインがほとんど。
一方、スーパーなどの大安売りのチラシは、狭いスペースに画像や文字が凝縮されたデザイン。
このように、「高級志向」と「高級志向ではない(安さが売り)」のものでは、スペースの使い方がまったく違います。
余白(スペース)を感じるものほど、高級志向が強いということです。
この法則は、デザインに取り入れることができます。
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余白を意識したデザインで、「高級感」「お得感」を演出しよう
「高級感」を表現したければ、余白やスペースを活かしたデザインを心がけましょう。
「お得感」「親しみ」「にぎやかさ」を表現したい場合は、画面一杯に詰め込んだデザインを。
シンプルなデザインも、余白なしの詰め込んだデザインもバランス作りは難しいのですが、自分が表現したいイメージに合わせて余白作りを意識してみてください。
私も余白を意識して、高級感のあるデザインを作ってみました。(↑)
全体的な余白はもちろん、文字と文字の間のスペースを意識してデザインしてみました。
スペースの他にも「フォントの種類」と「色」を意識して、より高級度を増すデザインにしてみました。
「フォントの種類」・・・明朝体(繊細で高級なイメージを持つ書体)
「色」・・・ゴールド&茶色(高級感と落ち着きのる色)
普段の生活からもデザインを意識的に取り入れよう
今度、街を歩く時、高級なお店の看板や広告を確認してみてください。
もちろんすべてとは言い切れませんが、ほとんどはスペース作りを意識したデザインになっているはずです。
このようにデザインのアンテナを広げて街を歩くのも面白いので、ぜひやってみてくださいね。