格安でデザインを学ぶことができ、尚且つAdobe Creative Cloudを格安で手に入れることができるオンラインスクールといえば、
両者は、価格帯・サービス内容共に拮抗していますね。
そこで今回は、「ヒューマンアカデミーたのまな」「デジハリ・オンラインスクール」の両方を実際に使って感じた比較をご紹介します。
私のデザイナーという職業を活かして、デザイナー目線で感じたサービス内容の比較や、教材内容も徹底的に比較したいと思います。
「ヒューマンアカデミーたのまな」「デジハリ・オンラインスクール」どちらでデザインの勉強をしようか、Adobeライセンスを取得しようか迷っている方は、是非参考にしてくださいね。
内容が分かる目次
Adobe講座は「デジハリ」「ヒューマンたのまな」どっちが良い?実際に使って徹底比較!
「ヒューマンアカデミーたのまな」「デジハリ・オンラインスクール」それぞれのサービス内容を、まずは表でまとめます。
ヒューマンたのまな | デジハリ・オンラインスクール | |
コース名 | アドビ オンライントレーニング通信講座「1ヵ月間 受け放題コース」 | Adobeマスター講座[ソフト付属]※1ヶ月動画見放題・2ヶ月課題添削期間 |
内容 | ★Adobe Creative Cloud12ヶ月版ライセンス ★67時間の動画教材 ★PDFテキスト | ★Adobe Creative Cloud12ヶ月版ライセンス ★46時間の動画教材 |
学べるソフト | ★Illustrator ★Photoshop ★Dreamweaver ★InDesign ★Fireworks ★Flash ★After Effects ★Premiere Pro ★Adobe XD ★Lightroom | ★Illustrator ★Photoshop ★Dreamweaver ★After Effects ★Premiere Pro ★InDesign |
価格(税込) | 76,800円(→39,980円) ※セール適用時の価格 | 39,980円 |
受講スタイル | オンライン | オンライン |
受講中のサポート体制 | ★課題トレーニング ★1ヶ月メールサポート無制限 | ★課題添削 |
その他オプション | ★課題添削(別料金) ★DTP用語集・Web用語集配布 | - |
支払い方法 | ★クレジットカード(一括・分割) ★教育ローン(分割) ★銀行振込(一括) ★NP後払い(一括) ★代金引換(一括) ★AmazonPay | ★クレジットカード(一括・分割) ★教育ローン(分割) ★銀行振込(一括) |
表にまとめると、このような感じです。(価格はすべて10%の税込です。)
もっと詳しく
さらに2つのサービスを詳しく比較するために、
購入の決め手となる「価格・コスパの良さ」
動画トレーニングなどの「授業内容」
知識をより深めるための「サポート体制」
などについて、もう少し詳しく掘り下げていきます。
お得でコスパが良いのはどっち?
ヒューマンアカデミーたのまなの通常価格は76,800円と高いのですが、定期的にセール価格に値下げされ、39,980円になります。
一方、デジハリ・オンラインスクールは、通常価格39,980円で固定されており、ヒューマンたのまなのように、時期によって価格の変動はありません。
価格に関しては、変動のないデジハリ・オンラインスクールの方が面倒がなく、おすすめできますね。
要点まとめ
ヒューマンたのまなのセールが終わっていた
セール期間を待つのがめんどくさい
→ デジハリ・オンラインスクールがおすすめ
価格帯はほぼ一緒の両者ですが、提供している授業内容やサポート体制が少し異なるので、その部分についても詳しく見ていきましょう。
授業内容が充実しているのはどっち?
ヒューマンアカデミーたのまな、デジハリ・オンラインスクール共に、オンラインスクールなので、自宅のパソコンで受講が可能です。
時間や場所にとらわれず、いつでも自分の好きなタイミングで授業を進めていくことができます。
授業内容に関しては、以下の通りです。
ヒューマンたのまな授業内容
- 67時間の動画教材 + PDFテキスト
- 学べるソフトは、10種(Illustrator、Photoshop、Dreamweaver、InDesign、Fireworks、Flash、After Effects、Premiere Pro、Lightroom、Adobe XD)
デジハリ授業内容
- 46時間の動画教材
- 学べるソフトは、6種(Illustrator、Photoshop、Dreamweaver、InDesign、After Effects、Premiere Pro)
デジハリでは学べないFireworks・Linghtroom・XDを学べる点では、ヒューマンアカデミーたのまなの方が優れています。
(ただし、Fireworks・Linghtroomに関してはPhotoshopが使えれば問題ありません。)
またPDFテキストが付随されている点も、デジハリにはないヒューマンアカデミーたのまなだけの強みです。
そして、一番気になるところは、動画教材を実際に閲覧してみた内容ですよね。
実際に私が動画教材を閲覧した感じだと、デジハリ・オンラインスクールの動画教材の方が分かりやすかったです。
たのまなは、ナレーターが音声解説でソフトの機能と使い方を淡々と説明しているだけ。
(※実際のたのまなの受講画面)
一方デジハリは、講師が顔出ししながら教えてくれます。
講師が実際にソフトを操作しながら機能の使い方を解説してくれ、どのような場面でこの機能が使えるか、どういった応用が効くかまで教えてくれるので、とても分かりやすかったです。
例えるなら、ヒューマンたのまなは機械的に“教科書”を読んでいるだけ・・・
デジハリは、まるで学校で授業を受けているような感覚でした。
デジハリの講師の教え方がとても上手くて、授業内容が理解しやすい印象を受けました。
チェック
実際に動画教材の内容を確認してみたい方は、それぞれの公式サイトにてサンプル教材がアップされているので、確認してみてください。
動画教材の内容だけでいうとデジハリの方がおすすめなんですが、たのまなの特典でついてくるPDFテキストも魅力です。(←ただし、記載されている内容が古いものもありました。)
動画は決められた視聴期間を過ぎると見れなくなるのですが、PDFテキストはダウンロードできるので、いつまででも閲覧できて半永久的に活用できますしね。
それぞれに特化して良いところがあるので、甲乙つけがたいのですが・・・学習内容に関してまとめると以下の通りです。
要点まとめ
たくさんの種類のAdobeソフトを学びたい人
PDFテキストが欲しい人
→ ヒューマンアカデミーたのまながおすすめ
理解しやすく分かりやすい動画教材で学習したい人
→ デジハリ・オンラインスクールがおすすめ
たのまな・デジハリ共に、動画の内容は初心者向けです。
まったくソフトを触ったことがない人が、ソフトを最低限使えるようになるまでの内容となります。
管理画面が使いやすいのはどっち?
ヒューマンアカデミーたのまな、デジハリ・オンラインスクールそれぞれ、会員専用のサイトから教材用の動画を閲覧します。
(▲デジハリの管理画面の様子▲)
管理画面は、「デジハリ」の方がシンプルで分かりやすくて使いやすかったかな・・・。
特に迷うことなく学習をスタートすることができました。
一方のヒューマンたのまなは、管理画面に少し癖があります。
(▲ヒューマンたのまなの管理画面の様子▲)
ヒューマンたのまなは、CS6コース、CCコース、CC2015コース、CC2018(Photoshopのみ)、CC2019(Illustratorのみ)の5つのコースが用意されているのですが、それが拍車をかけて管理画面を分かりにくくしていました。
要は、Adobe CCをバージョンごとに区切ってトレーニングできるという内容なんですが、「自分はどれを受講したら良いの?」と最初はめちゃくちゃ困惑しました。
実際のところ、各バージョンをそれぞれ学ぶ必要はないし、バージョンを分けられると混乱するだけなので、デジハリみたいにある程度はまとめた内容にして欲しいな・・・。
デザインにある程度精通している私でさえ「分かりにくい!」と思ったので、初心者の方はどれから学習を始めたら良いのか最初は混乱すると思います(苦笑)。
要点まとめ
Adobe CCをバージョンごとに学習したい人(実際のところはバージョンごとに分けて学ぶ必要はありません)
→ヒューマンアカデミーたのまながおすすめ
理解しやすく分かりやすい動画教材で学習したい人
→デジハリ・オンラインスクールがおすすめ
サポート体制の充実度はどちらが良い?
ヒューマンアカデミーたのまな、デジハリ・オンラインスクールそれぞれのサポート体制は、以下の通りです。
ヒューマンたのまな・・・1ヶ月メールサポート受け放題
デジハリ・・・課題添削サポート
課題に関しては、ヒューマンたのまな、デジハリ共に出題されるのですが、添削サポートがついているのはデジハリのみ。
自分で作った作品をプロに添削してもらうことが、スキルアップの近道にもなるので、ぜひ活用したいところです。
ヒューマンたのまなの場合は、別途追加料金(32,000円→8回の添削が可能)を支払って添削サポートを受けなければなりません。
しかし、ヒューマンたのまなに関しては、分からないことを何でも聞くことができる「メールサポート」がついています。
授業を進めていく上で分からないことがあっても、すぐに詳しい人に聞ける環境にあるので、挫折しにくいです。
デザイン初心者の人には特におすすめできるサポート内容となります。
私も、試しにたのまな事務局に質問してみたのですが、30分ほどで返信が来たので、レスポンスの早さにびっくりしました。
サポート体制の充実度に関しては、「課題添削」「メールサポート」どちらもスキルアップを目指す上では大切なことなので、甲乙つけがたいです。
技術的に分からないことをいつでも聞ける環境に身を置いて学習を進めたい人は「ヒューマンアカデミーたのまな」がおすすめで、
ワンランク上のデザインセンスやデザイン力を養いたい人は「デジハリ」の方がおすすめです。
要点まとめ
修了後のサポートや就職支援はどっちが良い?
修了後のサポートや就職支援なども、みなさん気になるところですよね。
こちらに関してですが、残念ながら両校ともにサポートはありません・・・。
Adobeソフト付き且つ「格安」で学習ができるので、この辺のサポートは保障していないということです。
ただし、デジハリの上位版の通信講座を受講すれば、以下のサポートを受けることができます。
・受講生・卒業生のコミュニティSlackの継続無料利用
・就職情報サイト「xWORKS(就職支援サイト)」の無料利用
・卒業生向けメールマガジンの受信
・卒業生の受講料割引制度の利用
修了後のサポートを受けたい人は、デジハリの上位版の通信講座を検討してみても良いかもしれませんね。
要点まとめ
デジハリ・たのまなともに、修了後のサポートはなし
シチュエーション別の比較「デジハリ」「ヒューマンたのまな」どっちがおすすめ?
ヒューマンアカデミーたのまな、デジハリ・オンラインスクールを比較してみましたが、人によって活用用途も異なると思うので、シチュエーション別のおすすめを紹介します。
デザイン初心者で、周囲に分からないことを聞ける人がいない人
デザイン初心者が学習を進めていく上で、分からないことは必ず出てくるはずです。
そんな時、身近に分からないことをすぐに質問できる環境が整っていたら、効率よく学習を進めることができますよね。
ヒューマンアカデミーたのまなでは、サポート期間中は学習内容に沿った技術的なことであれば、いつでもメールサポートをしてくれるので、「一人で学習を進める不安」を抱えることもありません。
デザイン初心者で、周囲に分からないことを聞ける人がいない人
→ ヒューマンアカデミーたのまながおすすめ
デザイン初心者で、分かりやすい解説で効率よく学びたい人
初心者にも優しい、初心者でも分かりやすい内容で学習を進めたい人は、デジハリ・オンラインスクールがおすすめです。
私自身、たのまな・デジハリ両方とも受講してみたのですが、圧倒的にデジハリの方が学習内容が分かりやすい印象でした。
たのまなの学習教材は、機械的に各ソフトのツールを説明しているだけの印象を受けましたが、デジハリ講師の方の教え方が上手いんです!
どこがどう上手いのかは言葉での説明が難しいのですが(すみません・・・)、感覚的にすんなりと学習内容が頭に入ってきて、具体的な方法やどんな場面で活用することができるかも細かく教えてくれて、とても身になる学習教材でした。
デザイン初心者で、分かりやすい解説で効率よく学びたい人
→ デジハリ・オンラインスクールがおすすめ
自分の作品をプロに添削してもらいたい人
デザインスキルを上げていく上で、自分の作品をどんどん作っていくことはとても大切な作業ですが、それと同時に自分のデザインの良いところ・悪いところを知ることも非常に大切です。
特にプロ目線で自分の作品を添削してもらう機会は本当に貴重で、独学だとなかなかそういった機会に恵まれることもありませんよね。
デジハリでは、受講コースの中に課題添削が組み込まれているので、スキルアップに大きく役立ちます。
脱初心者をするための手助けにもなりますよ!
自分の作品をプロに添削してもらいたい人
→ デジハリ・オンラインスクールがおすすめ
デザインをできるだけ安く学びたい人
たのまな・デジハリ共に、39,980円でデザインを学ぶことができるのですが、価格設定に関しては少しだけ異なる部分があります。
デジハリ・・・いつでも一律39,980円
たのまな・・・76,800円→セール価格適用時に39,980円(セール価格が適用されていない時もある)
たのまなセールは、毎回2〜3ヶ月の長期間で行われているので(セール終了後も1〜2週間後に再びセールが開催される)、ほとんどセール価格で購入できるのですが、セール期間外の場合は定価販売(76,800円)されているので、セールを待つのがめんどくさい人は、デジハリをおすすめします。
デザインをできるだけ安く学びたい人
→ デジハリ・オンラインスクールがおすすめ
Youtubeなどの動画編集を始めたい人
Youtubeや趣味程度での動画編集を始めてみたい人にも、おすすめできます。
PremiereやAfterEffectsといった人気のAdobeの動画編集ソフトが格安で手に入るだけではなく、簡単な動画編集のやり方も教わることができるので、コスパは抜群です!
価格帯はたのまな・デジハリともに一緒なんですが、学習の仕方が少しだけ異なるので、自分に合った方を選んでくださいね。
動画編集を始めたい人
→ デジハリ・オンラインスクールがおすすめ(…分かりやすい学習教材で学びたい人向け)
→ ヒューマンアカデミーたのまながおすすめ(…分からないことをメール質問したい人向け)
Adobe Creative Cloudを安く手に入れたい人
たのまな・デジハリ共に、39,980円でデザインを学べるほか、Adobe Creative Cloud(1年間ライセンス)も付随してついてきます。
両社ともにAdobe公式プラチナパートナーなので、この特別価格で提供されているのですが、Adobe CCを安く手に入れる方法として、各講座を受講することもおすすめです。
Adobe Cretive Cloudを安く手に入れたい人
→ デジハリ・オンラインスクールがおすすめ
→ ヒューマンアカデミーたのまながおすすめ
※どちらも価格帯は一緒。
Adobe Creative Cloudがすぐにでも欲しい人
Adobe CCの期限切れ間近で、「すぐにでもAdobe CCが欲しい!」という人は、デジハリ・オンラインスクールがおすすめです。
デジハリでは、最短5分でライセンスコードを取得できるので、即日Adobe CCを入手できたり、更新したりすることができます。
反対にヒューマンたのまなは、3〜7営業日以内にAdobeのライセンスコードが届くので、急いでいる人には向きません・・・。
Adobe Cretive Cloudがすぐに欲しい人
→ デジハリ・オンラインスクールがおすすめ
Adobe講座は「デジハリ」「ヒューマンたのまな」どっちが良い?両方とも実際に使った徹底比較まとめ
ヒューマンアカデミーたのまな、デジハリ・オンラインスクールを実際に使ってみた感想を比較してみました。
個人的には、動画教材の内容がとても分かりやすかった「デジハリ・オンラインスクール」の方に好感が持てました。
しかし、デザイン初心者の方にとったら、分からないことがなんでも聞けるメールサポートが付いている「ヒューマンアカデミーたのまな」が重宝する存在になるかもしれません。
それぞれのスクールが特化している部分を参考にしていただき、スクール選びの参考にしていただけると幸いです。
総まとめ
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