この記事は、未経験から在宅Webデザイナーを目指す主婦の方に向けた記事です。
家事・育児が忙しくてフルタイムで働けない
時間を効率的に使える働き方をしたい
夫の扶養内で働きたい
副業をして家計の足ししたい
結婚・出産によりライフスタイルが変わり、今までのように働くことが難しくなった主婦の方も多いのではないでしょうか。
時間の融通が効く在宅勤務ができて、少しでも高収入の仕事を請け負うことができたらいいですよね。
そんな方には「在宅のWebデザイナー」がおすすめです。
仕事場は自宅で、仕事の合間に様々な家事をこなす日々です。
本当は仕事一本に集中したいところですが、そこは主婦の宿命…(苦笑)。
自分が家事をしなければ家庭が回らないので、仕方ありませんよね。
しかし、会社勤めのデザイナー時代に比べると在宅で仕事ができている分、時間の融通がかなり効くようになりました。
今は通勤時間が0分なので、空いた時間を家事と仕事にバランス良く回せます。
平日の日中など、人出の少ない時間に買い物や用事を済ませることができて、時間効率を比べると「在宅フリーランスデザイナーで良かった」としみじみ思います。
ということで、私の実際の経験談を交えながら「主婦の方が未経験から在宅のWebデザイナーになる方法」を徹底解説します。
「在宅Webデザイナーじゃなくて、就職して会社で働きたい!」という方も、役に立つ情報が満載なので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
この記事を書いている人
メーカーのインハウスデザイナーを9年経て、現在までフリーランスとして活動。
当サイト運営にあたり70校以上のWebデザインスクールを徹底調査しました!
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内容がサクッと分かる目次
主婦が未経験からWebデザイナーになるのは難しい?
冒頭から、厳しい現実をお伝えしなければなりませんが、
未経験者がWebデザイナーになるのは、難しいです。(※新卒のぞく)
特に30歳を超えてからの女性の場合は、結婚や出産など今後の環境の変化を加味して、採用されにくくなります。
30歳を超えても就職・転職に成功するのは、Webデザイナーとして優秀な実務経験を積んだ限られた人材のみ。
なぜかというと、Webデザイナーは技術職であり専門職でもあるからです。
専門的なスキルは一朝一夕で培えるものではなく、歳月をかけながら経験を積んで体得していきます。
転職における企業側が求める人材は「即戦力」です。
だから「未経験デザイナー」より「経験豊富なデザイナー」を採用してしまうのは、当たり前の話なんです。
もちろん人間性も重要なので、経験や実績が長けていれば良いだけではないのですが、実務経験歴は採用を左右する大きな武器となることも確かです。
これだけ聞くと、
「未経験の主婦がデザイナーに転身するなんて、難しすぎるんじゃない?」
「私がデザイナーになることは、無理じゃないかな?」
と思うかもしれません。
確かに、未経験者がデザイナーになるのは、それ相応の努力が必要なんですが、
身につけた技術は一生ものとなるで、「デザインを学んで損した!」なんて事態になることはまず考えられません。
例えば、引越しで知らない土地に転居しても、パソコン1台あれば仕事を探すこともできるし、「私デザインできるんだ〜」と周囲に公言しているだけで思わぬところから仕事の依頼がきたりもするんですよ。
デザインができることは、れっきとした「手に職」をつけるということなので、パート・アルバイトを探す時にも、かなりの武器になります。
私も当初は接客業で採用されたアルバイト先で、「デザインができる」と言うと、最終的にデザイナーとして仕事を任せてもらえるようになりました。(しかも時給もアップ!)
このように、「デザインができる」ことは重宝されるスキルでもあるし、仕事を探す面でかなり武器になります。
また“戦うフィールドを間違えなければ”、Webデザイン未経験の主婦でも、Webデザイナーとして活躍することができます。
Webデザイン未経験者は、絶対に経験豊富なWebデザイナーと正面から戦わないことが鉄則です。
この辺のポイントについても、順を追って後ほど解説していきますね。
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Webデザイナーになるために資格はいる?
Webデザイナーになるための資格は必要ありません。
変な話、デザインも何もできない素人でも「私はWebデザイナーです」と言って開業届を出しちゃえば、フリーランスのWebデザイナーとして働くことができます。
資格がないことで参入障壁が低いのですが、その代わりに「実務経験」がものを言う実力社会でもあります。
資格が必要ない代わりに、実績と経験で評価される世界なので、先ほども申した通りに未経験者がWebデザイナーになることは難しいということに繋がるのです。
とはいえ、誰でも最初はデザイン未経験・初心者です。
順を追って確実なルートを辿れば、未経験でもWebデザイナーになることができます。
焦せらせるわけではないのですが、「本気で在宅Webデザイナーを目指したい!」という方はできるだけ早めにWebデザインの勉強をして実績を積むようにしてください。
実績を積めば積むだけ認められる世界なので、早く行動を起こした方が早く実績を積むことができますよ。
ちなみに、Webデザインには国家資格の「ウェブデザイン技能検定」というものもあります。
ウェブデザイン技能検定は、国家資格なので持っていないより持っていた方が有利なんですが、無資格でも問題なく働けます。
Webデザイナーの収入目安
主婦が未経験からWebデザイナーになる方法を解説する前に、在宅Webデザイナーはどれくらい稼げるのかを目安としてご紹介します。
内容別の収入目安
- バナー制作【数千円〜3万円 / 件】
- ロゴ・アイコン・イラスト制作【数千円〜5万円 / 件】
- LP(ランディングページ)制作【5〜20万円 / 件】
- Webサイト制作【10〜50万円 / 件】
- アプリ開発【50〜100万円 / 件】
こちらの収入例はあくまでも平均的な目安となります。
クライアント次第でいかようにも高額報酬を得ることができますし、反対に買い叩かれてしまうこともあります。
ただ、未経験者がいきなりアプリ開発のような高等スキルが必要な仕事を獲得することは難しいので、比較的未経験者にも優しい
バナー制作
ロゴ・アイコン制作
LP制作
などの仕事を視野に入れてください。
雇われて働く場合の収入目安
- アルバイト・パート【時給:800〜1,200円】
- 派遣社員【時給:1,200〜2,000円】
- 正社員【月給:18〜50万円】
「フリーランスで仕事を自分で取ってくるのはちょっと…」といった方は、雇われWebデザイナーとして働くこともおすすめです。
企業によっては積極的に主婦の在宅ワーカーを探していたり、派遣会社に登録すれば時短でも働ける仕事を紹介してくれます。
ただし、実務未経験者がWeb業界に入った場合、高額な給料は見込めません。
最低賃金に毛が生えた程度だと考えてください。
最初から高額給与は望めないものの、私がみなさんに声を大にしてお伝えしたいことは、Web業界に入って得られる「経験」はお金では買えないくらいに貴重ということです。
私も実際に経験したのですが、独学やスクールでデザインを学ぶよりも、業界に入って働きながら学んだ方がスキルの伸び方が桁違いなんです。
雇われデザイナーは、時間に拘束されてしまうデメリットもあって人を選ぶと思いますが、在宅Webデザイナー以外も視野に入れている方はぜひ検討してみてください。
Webデザイナーになるために覚える必要スキル
続いては、Webデザイナーになるために覚える必要のあるスキルを解説します。
念のために申しておくと、Webデザインに関するスキル0では、仕事を請け負うことは100%無理です。
当たり前の話ですが、Webデザインのスキルがない人に、誰も仕事なんてお願いしませんよね。
企業の採用側もそうです。
企業は知識を教えてくれる学校ではないので、わざわざ初心者に一からWebデザインのスキルを教える暇なんてありません。
だからWebデザイン初心者は、必要最低限覚えるべきスキルを必ず身につけてから仕事を獲得するようにしてください。
バナー制作をしたい人
バナーデザイン制作をしたい人は、以下のスキルが必要です。
必要スキル | Illustrator / Photoshop |
難易度 |
ご存知の方も多いと思いますが、Illustrator・Photoshopはデザイナーが必ず学ぶべきデザイン編集ルーツ。
特にPhotoshopはWebデザインで必ず使われるので、必ず覚えておくようにしましょう。
ロゴデザインや、チラシなどのDTPデザインも視野に入れて働きたい人は、Illustratorも並行して覚えておくと便利です。
Illustrator・Photoshopの利用料金はそれぞれ月額2,728円です。
Webデザイナーとして働くのなら、今後もかかる必要経費となります。
Illustrator・Photoshopを1年間39,980円で安く買える方法は、こちらの記事でご紹介しているので合わせてご覧ください。
ロゴ・アイコン・イラスト制作をしたい人
ロゴ・アイコン・イラスト制作をしたい人は、以下のスキルが必要です。
必要スキル | Illustrator / Photoshop / CLIP STUDIO |
難易度 |
ロゴ・アイコンなどの作成は、主にIllustratorを使うことが多いです。
Photoshopでもできなくはないのですが、インターフェイスの使いやすさやベクターデータの作成に長けているIllustratorの方が主流です。
また、イラストの作成をしたい方は、ペイントツールCLIP STUDIOを導入すると便利。
イラスト作成に関してはデザイナーの領域とは違うかもしれませんが、イラストが描けることは自分のスキルに必ずプラスに働きます。
仕事の幅も広がるので、イラストが得意な方は積極的にアプローチしていきましょう。
LP(ランディングページ)制作をしたい人
LP制作をしたい人は、以下のスキルが必要です。
必要スキル | Illustrator / Photoshop / HTML / CSS |
難易度 |
LP(ランディングページ)とは、美容健康系の商品広告でよく見かける1ページで完結するサイトのことです。
一枚の画像データで作り込んでいるサイトもあるのですが、その場合Photoshopを使用して作ります。
テキストなどの情報はコーディングを用いているサイトも多く、HTML・CSSなどの知識も併用して必要となりますが、高度なプログラミング知識は必要ありません。
LP制作は情報量も増えてくるので、バナー・ロゴなどと違い、作業に時間がかかります。
Webサイト制作をしたい人
Webサイトのデザイン制作をしたい人は、以下のスキルが必要です。
必要スキル | Illustrator / Photoshop / XD / HTML / CSS / JavaScript |
難易度 |
サイト制作は、ページ数が増える分、作業量も必要になる知識も格段に増えます。
サイト全体のデザインを考えるだけではなく、HTML・CSS・JSなどのコーディングを行なって内部の構築まで行う必要があります。
ホームページを一から自分で作れるようになって、やっとWebデザイナーとしてのスタートラインに立てたことになります。
覚えることがたくさんあるのですが、実は「デザイン」と「コーディング」は切り離して考えてもOKです。
なぜなら「デザイン」と「コーディング」は別の人が担当することもあるからです。
デザインが得意な人がデザインを担当
コーディングが得意な人がコーディングを担当
と、それぞれに役割分担することもあります。
ただし、作業分担はサイトの規模にもよりますし、個人で仕事を請け負う場合は、デザインからコーディングまですべて一人で行う案件が多いです。
一通りできるようになった上で、自分は「デザインが得意」なのか「コーディングが得意」なのか、適性を知っておくと良いでしょう。
アプリ開発をしたい人
アプリ開発をしたい人は、以下のスキルが必要です。
必要スキル | HTML / CSS / JavaScript / Ruby / PHP / Python |
難易度 |
Webデザイナーとしての領域というよりエンジニアの仕事ですが、アプリの開発は在宅でも請け負うことができる人気の職業です。
Webデザイナーよりも高額報酬を狙えるのですが、その分覚える知識量が圧倒的に多く、内容も難しいです。
プログラミングは、数字に強い理系や理論的な考えが得意な男性の方が向いていると言われているのですが、
アプリ開発をやってみたい
プログラミングに興味がある
といった方は、Webデザイナー以外の在宅ワークとして視野に入れてみてください。
デザイナーとエンジニアの違い
デザイナーの仕事… Webサイトのビジュアル面を作成。視覚的要素をそのままデザインする仕事。
エンジニアの仕事… 目に見えないシステムの裏側を、専門の言語を使い開発・設計する仕事。(最近だとアプリ開発の仕事が多い。)
一見似ているようで、まったく違う職業です。
パート・アルバイトでWebデザイナーを目指したい人
パート・アルバイトでWebデザイナーを目指したい人は、以下のスキルが必要です。
必要スキル | Illustrator / Photoshop / HTML / CSS |
難易度 |
Webデザイナー未経験者が、まず目指すべき雇用形態は「パート・アルバイト」です。
お金をもらって働きながら様々なスキルを吸収することができるので、正社員へのキャリアアップの踏み台としては最高のフィールドとなります。
パート・アルバイトとはいえお仕事に変わりないので、Webデザインに必要なスキルがないと採用はされません。
Illustrator・Photoshop・HTML・CSSは必ずマスターしておきたいところです。
最近では、ワイヤーフレーム作成(サイトの骨格作成)にAdobe XDというソフトを使うことが主流になりつつあります。
プロジェクト内での情報共通ツールとして使ったり、UI/UXデザイン作成にも使えるソフトなので、合わせて覚えておきましょう。
正社員・派遣社員でWebデザイナーを目指したい人
正社員・派遣社員でWebデザイナーを目指したい人は、以下のスキルが必要です。
必要スキル | Illustrator / Photoshop / HTML / CSS / JavaScript |
難易度 |
冒頭でも申しましたが、業界未経験者が正社員Webデザイナーを目指すのは、かなり困難を極めます。
まったく無理というわけではないのですが、未経験なりにIllustrator・Photoshop・XD・HTML・ CSS・JavaScriptの知識は必ず付けておくようにしましょう。
また、転職エージェントを活用すれば未経験からの正社員転職も可能です。
具体的な方法は後ほど紹介しますが、戦う場所とやり方を間違えなければ、Webデザイナー未経験の主婦の方でも正社員転職を狙えます。
【その他】Webデザインのルールや基礎知識
忘れてはならないのが、Webデザインのルールや基礎知識のインプットです。
私は長い間グラフィックの畑でデザインを行なっていたのですが、一度Webの領域に足を踏み入れると、まったく違ったルールがあることに驚きます。
レイアウトの法則や、ユーザビリティーを意識した考え方、インターフェイスごとのデザインなど、挙げればキリがないほどグラフィックとは異なるルールがあります。
これらは、経験からも会得できることはもちろん、学習によって習得していくこともできます。
例えば、「WebサイトはRGBカラーで作らなければならない」といった超基礎的なルールがあるのですが、これは知らなかったらかなり恥ずかしいレベルです。
自分が恥をかかないためにも、Web業界のルールや知識は事前に身につけておく必要があります。
なお、Webデザインの基本的なルールは「知識として知っておくだけのルール」と「デザインの法則に基づいたルール」の2種類があります。
先ほどの「WebサイトはRGBカラー」というのは、知っておくだけのルールです。
知識としてすぐに覚えられることなので、インターネットや専門書から簡単に得ることができます。
一方の「デザインの法則に基づいたルール」は、スキル習得までに時間がかかります。
デザインは様々な法則や決まりに基づいて組むことが定石なんですが、その法則を自分なりに噛み砕いて自分の肥やしにするには、やはり時間をかけて経験を積むしかありません。
当サイトでも、デザイン初心者の方に向けてデザインスキルが向上する情報を提供していますので、学習の際の参考にしていただけると嬉しいです。
主婦が未経験からWebデザイナーになるためのステップ
続いては、主婦が未経験からWebデザイナーになるためのステップを具体的に見ていきましょう。
流れを簡潔にまとめると、以下の通りです。
step
1Webデザインの学習をスタート
主婦が未経験からWebデザイナーになるためにまず最初に行うことは、Webデザインの学習です。
先ほど紹介した、デザインソフトの操作方法、コーディングスキル、デザインのルールや基礎知識をしっかりと磨いていきましょう。
step
2Webデザイナーとしての経験を積む
学習を進めてある程度のインプット作業が終わったら、すぐに実践です。
実際に仕事を受けてみましょう。
無償でまたは格安で、知人のお店のチラシやホームページを作ってみたり、
クラウドワークス・ランサーズなどのクラウドソーシングで仕事を請け負ってみます。
step
3ポートフォリオを作る
実際に自分が制作した作品がたまってくる頃と思うので、ポートフォリオ(作品集)を作ります。
知り合いのツテで得た仕事や、クラウドソーシングで受けた仕事もれっきとした実務経験に入ります。
これら実績も忘れずに、ポートフォリオに納めるようにしてください。
step
4今後のデザイナーとしての働き方を決める
実績の積み上げとポートフォリオの作成が完了したら、今後の自分の働き方を決めていきましょう。
具体的には「企業所属」か「フリーランス」かの2択です。
継続してクラウドソーシングで仕事を見つけたい場合は、フリーランスのままで。
SNSなども活用して営業活動を行うのも良いでしょう。
企業に所属するデザイナーを希望する場合、まずはパート・アルバイト・業務委託から応募してみるのがおすすめです。
以上が未経験からWebデザイナーになるためのステップですが、各項目に関してもう少し詳しく掘り下げて解説していきますね。
① Webデザインの学習をスタートする
主婦が未経験からWebデザイナーになるためにまず最初に行うことは、Webデザインの学習です。
《必須スキル》
Photoshop
HTML
CSS
デザインの基礎知識
《使えると尚良いスキル》
Illustrator
Adobe XD
JavaScript
具体的な学習方法ですが、「専門スクールで学ぶ」「独学で学ぶ」の2つが挙げられます。
主婦の方におすすめの学習方法は「Webデザインの専門スクールで学ぶ」です。
専門スクール一択。
なぜなら、家庭のことに時間を取られてしまいがちな主婦は、限られた時間の中でWebデザインの学習を進めていかなければならないからです。
学習効率を上げた学び方をしないと、挫折してしまう可能性が高くなってしまいます。
独学は学費がかからない分リーズナブルに学習を進めることができるのですが、
独学最大のデメリットは、分からないことがあっても解決方法を聞ける人がいなくて、そのまま挫折する人が多いというのが現実なんです。
「最速でスキルを習得して、在宅のWebデザイナーとして働きたい!」
という方は、Webデザインの専門スクールで学ぶことをおすすめします。
独学のメリット
- 一番安くデザインを学べる
- マイペースに学習を進めらる
- 自分で調べるスキルが身に付く
独学のデメリット
- 挫折率が高い
- モチベーションが続きにくい
- スキル習得に時間がかかる
- 自己流デザインになってしまう(制作の現場で恥を掻くことも…)
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② Webデザイナーとしての経験を積む
未経験者の方は、最初はWebデザインに関してのインプット作業が多いです。
ある程度のインプットが終わったら、積極的にアウトプット作業を行なっていきましょう。
具体的には、実際にお仕事を請け負ってみることです。
「未経験者にいきなり仕事を振ってくれる人なんているの?」と思うかもしれませんが、探せば意外にもいるんです。
ホームページやチラシを作ってくれるデザイナーを探している人はいませんか?
「プロに頼んだらお金がかかりそう」
「そもそもどうやってプロにお願いしたら良いのか分からない」
などといった理由から、ホームページやチラシを作りたいと思っていても実現できていない人はたくさんいます。
そんな人にアプローチしてみてくださいね。
この時気をつけて欲しいのは「お金を稼ぐ」ということよりも「実績を積むこと」に専念してください。
だから報酬は、相場よりもかなり安価で設定します。
場合によっては無償でも良いです。
…といっても、報酬のある・なしはモチベーションにも関わってくるので、少額でも有料で提供する方が良いのですが、お金欲しさに目が眩んでプロレベルの相場価格を設定してはいけません。
あくまでも実務経験を積んでいない“駆け出しWebデザイナー”ということを忘れずに念頭に置き、数々の実績を積んでから相応の報酬を得るようにしてくださいね。
また「周囲に仕事を振ってくれるような友人はいない!」という人は、クラウドワークス・ランサーズなどのクラウドソーシングの利用がおすすめです。
オンライン上で簡単に仕事を見つけることができ、仕事のやり取り〜納品まですべてオンラインで可能です。
プロのデザイナーもたくさん活用しているサービスでライバルが多いことも事実なんですが、相場価格から下回る案件は人気がないので、採用率も高くなります。
いずれにせよ、Webデザイナーとしての「実績」を積むことがこの段階では一番大事で、とにかく作品数をこなして経験を積んでくださいね。
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③ ポートフォリオを作る
自分で制作した作品がたまってきたら、ポートフォリオ(作品集)の作成に入りましょう。
企業デザイナー・フリーランスどちらで働くにしても、ポートフォリオは自分の実力や、自分が得意とするデザインの方向性を知ってもらう上でとても大切な資料となります。
デザイナーにとってポートフォリオは、履歴書・職務経歴書以上に手をかけるべきものであり、採用側もポートフォリオをとても重要視しています。
スクールに通っている時に作った作品はもちろん、今まで実務経験として積んできたお仕事もポートフォリオの一部となるので、やはり何より優先すべき点は「実績の数をこなす」に尽きるんですね。
ポートフォリオの役割や作り方に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方は合わせてご確認ください。
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④ Webデザイナーとしての今後の働き方を決める
ポートフォリオ制作と並行して、今後の自分の働き方を考えてください。
企業所属のデザイナー(正社員・派遣社員・アルバイト・パート)
フリーランス・業務委託
Webデザイナーはこの2つの働き方があります。
実績を積んでいく中で、友人経由で仕事をもらえたり、クラウドソーシングで固定クライアントを見つけたり、フリーランスでも今後の展望が見える人は、そのまま継続して仕事を獲得してOK。
「在宅Webデザイナー」という働き方を、最短で実現できた理想ルートですね。
※フリーランスに憧れているけど「仕事の獲得のやり方が分からない!」といった方はこちらの記事をご参考に。
また「安定しないフリーランスは自分に合わない」という方は、企業に属するWebデザイナーへのキャリアチェンジがおすすめです。
企業によっては在宅勤務や時短勤務を採用している会社もあるので、忙しい主婦の方でもぴったりの働き方を探せます。
冒頭でも申した通り、未経験から企業所属のWebデザイナーに転身することは困難を極めるのですが、ライバルの少ない求人を狙えば十分に実現可能です。
例えば、正社員にこだわらず「非正規雇用」の求人を探してみてください。
実務経験をバリバリに積んだデザイナーは自分の市場価値を分かっているので、非正規であえて安価で雇われようとは考えません。
転職エージェントを使った仕事探しもおすすめで、実際に未経験からWebデザイナーへの転職に成功された方もいらっしゃいます。
詳しくは以下の記事でまとめているのですが、リアルな経験談や心構えなどを知ることができるので、気になる方は合わせてご確認くださいね。
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Webデザイン未経験の主婦におすすめのスクール厳選
未経験の主婦がWebデザイナーになるための全体の流れが分かったところで、最初の第一歩を踏み出さないことには何も始まりません。
早速Webデザインの学習をスタートしてみましょう!
そこで主婦の方におすすめの、Webデザインが学べるスクールを厳選してご紹介します。
時間や場所に縛られないオンラインタイプのスクール
女性でも利用しやすい
個別対応をしてもらえる(最速でスキルが習得できる)
Webデザイナーになるための最低限のスキルを学べる
学費が高すぎない
主婦のみなさまが学びやすい環境を重視して選んだ結果、全63校から以下の2校が該当しました。
Famm / 無料ベビーシッター付きのママ専用Webスクール
ポイント
- ママ専用
- 最短1ヶ月でWebデザイナーデビュー
- ベビシッター付き(無料)
- 仕事の受注まで完全サポート
- ライブ配信&少人数制
家事や育児で忙しいママのためのスクールFamm。
サポート体制もママ向けに整っている点が嬉しいポイントです。
例えば、自宅にベビーシッターを無料で派遣してもらえたり、月1.5万円まで無料で家事代行の利用ができます。
家事育児を任せている間に、学習に集中することができます。
少人数制が採用されており、他の受講者もママばかりで、ママ同士のアットホームな雰囲気で授業を受けることができます。
また、仕事の受注がもらえるまで完全サポートしてくれるので、副業や在宅ワークを目指す主婦の方におすすめです。
Fammから副業案件がもらえるので、未経験からでも案件獲得と実績を作ることができます。
デメリットを挙げるとすると、受講期間は1ヶ月(45〜60時間程度)と他のスクールよりも短いこと。
受講期間が終わっても継続的に学習を行う必要があるのですが、卒業後のサポート体制が手厚いのが他スクールにはない大きなメリットで、継続して学習を進めたり、キャリア支援を受けることができるのも魅力です。
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受講料金(税込) | 184,800円 |
受講期間 | 1ヶ月(10〜13時間) |
習得スキル | Photoshop / HTML / CSS |
就職支援 | 仕事の受注まで完全サポート 卒業後もキャリアカウンセリングを受けられる |
割引制度 | - |
その他 | Mac Bookレンタルあり(1.5ヶ月で11,000円) カウンセリング付き無料説明会あり 自宅にベビーシッターを無料で派遣してもらえる 月1.5万円まで無料で家事代行が使える |
Tech Academy / 週2回のメンタリング!副業案件の紹介とサポートあり
ポイント
- 週2回のマンツーマンメンタリング
- 回数無制限の課題レビュー
- 毎日15時〜23時のチャットサポート
- 通過率10%の選ばれたメンターによるサポート
- 副業斡旋のコースあり(メンターサポート付き)
受講者数No.1の実績を誇る人気のスクール「Tech Academy」。
学習中に分からないことがあれば、毎日15〜23時のチャットサポートが対応してくれ、週2回のマンツーマンメンタリングでよりスキルに磨きをかけることができます。
課題レビューも無制限に受けることができ、スキルアップを図る上でつまずくポイントを随時解消しながら学習を進めることが可能なため、スキル習得まで最短4週間とスピーディーなんです。
また、テックアカデミーワークスを利用すると、副業案件を対象者全員に紹介してくれます。
企業から発注される仕事なので「はじめてで不安!」と思う方もいるかもしれませんが、メンターがサポートに入ってくれるので様々な不安を払拭しながら仕事に臨むことができます。
仕事の流れも掴めて、実績も積めて、しかも報酬ももらえます。
副業ワーカーを今から目指す人には、最適なスクールです。
Tech Academyは、Fammのようにママ向けスクールではありませんが、その分「マンツーマン指導」で徹底サポートしてもらえます。
スキルを学べる幅がFammよりも圧倒的に深いし、1ヶ月以上の長期受講があるので、個人的にはテックアカデミーの方がおすすめです。
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コース名 | Webデザインコース |
受講料金(税込) | 社会人:185,900円 |
受講期間 | 4週間(週40〜50時間) ※メンタリング7回 |
習得スキル | Photoshop / HTML5 / CSS3 / jQuery / Sass Webデザインの原則 / ワイヤーフレーム |
就職支援 | 無料カウンセリングあり エンジニア転職保証制度付きのコースあり 副業斡旋あり |
プラン | 4週間 / 8週間 / 12週間 / 16週間 |
無料体験 | 1週間の無料体験あり |
割引制度 | 無料体験で1万円割引 友人と一緒に受講すると受講料が1万円割引 |
その他 | 先割で受講料5%OFF Adobe CC3ヶ月間無償提供 |
主婦におすすめのWebデザインスクール比較一覧
Famm・Tech Academyをそれぞれ比較したものを表にまとめてみました。
Tech Academy | Famm | |
授業料 | 185,900円 / 1ヶ月 | 184,800円 / 1ヶ月 |
学習形態 | ★週2回のマンツーマンレッスン ★質問し放題 ★課題添削 | ★少人数制のオンライン学習 ★ママ専用 |
就職・仕事斡旋 | ★受講者限定の転職支援サービスあり ★副業案件の紹介あり | ★仕事紹介制度あり ★副業案件の紹介あり |
割引・特典 | ★先割(8%OFF) ★トモ割(10,000円引き) ★セット割(最大108,000円お得) | ★無料ベビーシッター付き ★月1.5万円まで家事代行付き ★Macbookのレンタルあり(1万円/1.5ヶ月) |
無料体験 | ★オンライン無料説明会 ★1週間無料体験 | ★無料説明会あり ★説明参加で特典あり |
個人的には、「Tech Academy」が一番おすすめです。
上記表を比較すると、学習サポートがFammよりも充実していることが一目瞭然ですよね。
マンツーマンサポートでスキルが身につきやすいし、副業斡旋をしてくれる点も魅力。
Fammのように家事育児サポートが付いてない点は残念ですが、その辺はママ特化型のスクールではない所以なので仕方ありませんね。。。
ただ、それをカバーするスキル習得ができるので、やはりTech Academyがおすすめですね。
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Webデザイン学習に挫折しないか心配
ここまで読んで、
「デザインを専門スクールで学ぶのは、想像よりお金がかかるなぁ」
「高い学費を払ってまでデザインを勉強して、挫折したらどうしよう」
と考えてしまう方もいらっしゃるでしょう。
しかし、
高い学費を払うからこそ意味があるんですよ!
仮に「デザインを1万円で教えます」っていうスクールがあった場合、応募者は殺到するでしょうが、その分挫折する人も続出すると思うんです。
「学費1万円くらいなら、ちょっとくらいサボってもいいか」
「学費1万円くらいなら、金銭的負担もそこまで痛くないから挫折してもいいか」
と、金額に比例してやる気・モチベーションが全然変わるものなんですよ。
高額な出費は痛いかも知れませんが、1年先・2年先など長い目で考えてみてください。
毎月1〜2万円の仕事をこなせば、1年未満で元が取れます。
Webデザイナーとして就職した場合は、1ヶ月分のお給料で元が取れます。
何より身につけた技術は一生ものなので、元を取ってからはすべて自分の稼ぎとなるのです。
大金を叩いてデザインを勉強することに少なからずの「不安」を感じている人は、「無料体験」を実施しているスクールもあるので、まずはそちらを利用してみることをおすすめします。
『無料』なので、「自分には合わない」「イメージしたのと違った」と思った場合は、そのまま受講を見送ることができますし、スクール側からの強引な勧誘もありません。
主婦が未経験から在宅Webデザイナーになる方法まとめ
最後にもう一度、主婦が未経験から在宅のWebデザイナーになる流れをまとめますね。
step
1Webデザインの学習をスタート
主婦が未経験からWebデザイナーになるためにまず最初に行うことは、Webデザインの学習。
デザインソフトの操作方法・コーディングスキル、デザインのルールや基礎知識をしっかり学ぶ。
step
2Webデザイナーとしての経験を積む
学習を進めてある程度のインプット作業が終わったら、すぐに実践に移す。
無償でまたは格安で、知人のお店のチラシやホームページを作ってみたり、
クラウドワークス・ランサーズなどのクラウドソーシングで仕事を請け負ってみる。
step
3ポートフォリオを作る
自分が制作した作品がたまったら、ポートフォリオ(作品集)を作る。
step
4今後のデザイナーとしての働き方を決める
今後の自分の働き方を決める。
「企業デザイナー」「フリーランス」主に2つの選択肢。
未経験から在宅Webデザイナーを目指す主婦の方に、少しでも参考にしていただけると幸いです。
▽リーズナブルにデザインを勉強したい方はこちらのページへ▽
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